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「俺はダンスを直視することが出来ない」と言う主人公は、中学時代の体育でダンスを上手に踊れなかった苦い経験から、ダンスに対して抵抗感を抱いていた。それに加え、吃音症で自分の気持ちが出せない彼だったが、ある日、クラスメイトの女の子がダンスを練習しているところを目撃し、踊る姿に目を奪われた。そして、彼女に惹かれて共にダンス部に入部し、ダンスの楽しさに目覚めていく…というストーリーだ。
繊細な絵柄とリアルな高校生の生態描写が印象的。作者の珈琲先生も昔から吃音の悩みを抱えておられたそうで、主人公の心の声は先生が感じたことを代弁しているような気がする…吃音症という社会派テイストを感じさせる一面もすごくリアル! そして、ふとしたワンシーンからも感じられる「踊っている」という躍動感が好き! 視覚で感じるダンスと音楽は生まれて初めての感覚で鳥肌が立った。ヒロインとの絶妙な距離感もすごくいい! 尊い!
面白かったです!
最初は絵のクセが強いなぁ…と感じていたのですが、読み進めていくうちに何故か気にならなくなり寧ろそれがイイ感じだなぁと思うように。
(趣味で)ちょろっとダンスかじりましたが、ダンスの表現を絵や文字で表すのって相当難しいと思いますが、とても良かったです。
吃音症でコミュニケーションが苦手な主人公が、気持ちを動きで表現するダンスを知り、恋を知り、人付き合いを知り、才能を開花させながら人として成長していく青春ダンスストーリー。
素人目から見ても動きや迫力が伝わってくるダンスの表現がアツい。
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