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Posted by ブクログ 2010年01月24日
私の中では『ユダの窓』と本作品がリーガル・ミステリの双璧。
長めの助走を経て、物語は一気に加速する。中盤にサスペンス色を際立たせた、リーガル・ストーリーの挟み撃ち。この構成は素晴らしく、どうやっても抗うことのできない吸引力となって、読者を確実に支配する。サスペンスフルな展開の中にも、リーガル・ミス...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年10月31日
人気作家マイクル・コナリーの新シリーズの第一作。
正直言って上巻はそれほど面白いとも思わず読んでいたが、後半一気に緊迫感が増し、最後はどう決着をつけるのだろうかとハラハラする。
(法廷ミステリはそもそも法廷が山場の一つなのでそうなりがちだが)
「リンカーン弁護士」というタイトルもいい。最初は札束を...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月28日
リンカーン弁護士シリーズの三作目。上下巻にもかかわらず読みやすい上に面白く、今回は、ミッキー・ハラーとボッシュ刑事の競演とあってなじみもあり、すぐに読み終わった。
コナリーの大好評であるシリーズとして、それぞれが主人公で活躍している、その二人がタッグを組む事だけでもわくわくする。
ミッキー・ハラーよ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月01日
文句なしに面白い。マイケルコナリーの作品では、初めてのハリーボッシュ以外の物だったが、相変わらず面白い。アメリカの司法制度や裁判の詳細がとても詳しく書かれていて、またその周辺で活動している人々のことも詳しい。とにかく文句なしに面白く、ミステリー好きの人にはお勧め。この作者のシリーズは、経年で主人公も...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年02月04日
上巻は、半分過ぎるまでは、「耐える」感じでした。
アメリカの裁判制度や弁護士の仕事についての前置きに、とにかく「耐える」
しかし、後半からは、ページをめくる手が止まりません。もどかしいまでによく解らない司法制度や、主人公の弁護士が抱えている裁判が多すぎて、「これ誰だっけ?依頼人?被害者?」状態に陥る...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月12日
2012年の今年、見た洋画で、原作を読んでみたいと思ったのは「裏切りのサーカス」(ジョン・ル・カレ「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」)と、これ。映画版はマシュー・マコノヒー主演で、ブラッド・ファーマン監督がメガホンを執った。マコノヒーにとっては久々の当たり役になった。
エドガー賞処女長編...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年07月01日
リーガル・サスペンスは法曹界に身を置く人により副業として書かれ、それが成功に結び付けば作家業として転身、というパターンが多いように思う。だからこそ、業界に身を置かぬが既にプロである犯罪小説作家が、このジャンルに手を付けるというのは、対本職という意味でのハンディを負っており、それゆえに相応の決意と準...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年03月04日
ミッキー・ハラーは、高級車リンカーンを事務所代わりに乗り回して移動するやり手の刑事弁護士。
ちょっと久しぶりな気がするマイクル・コナリーの作品です。
刑事ボッシュ・シリーズではなく、弁護士が主人公。
二度の離婚経験のあるミッキー、仕事に追われて幼い娘に会いに行く時間もなかなか取れない。
広大な州に...続きを読む
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