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自らの出生の秘密を語る「私生児」、左翼体験の暗部を飄々とした筆致で描く「嗚呼いやなことだ」など戦前4作品と、敗戦後の荒廃からの精神の甦りを高らかに謳い上げる表題作、リベラリズムの内に潜む頽廃を一知識人に戯画化する「あるリベラリスト」など戦後4作品を収める。ユーモア溢れる文体から生まれる批評精神を1冊に凝縮。
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Posted by ブクログ 2021年06月27日
人生は悲劇であり喜劇っていう話。 高見順戦前戦後短編集。 文体が独特で自然で自分に合ってた。 全ての作品に切ないような、情けないような、滑稽なような雰囲気が漂っていて、意外にも楽しめた。 「草のいのちを」「あるリベラリスト」の2作品が特に面白かった。
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