火薬のはなし 爆発の原理から身のまわりの火薬まで

火薬のはなし 爆発の原理から身のまわりの火薬まで

1,078円 (税込)

5pt

3.5

小惑星探査機「はやぶさ」を打ち上げたM-Vロケットは、全段が固体ロケット推進薬で構成されていました。実は「爆発する物質」は、我々のまわりに無数にあります。意外なことに、火薬にとっ.ての絶対条件は、必要ない時は「絶対に爆発しないこと」なのです。燃焼、錆び、生命の代謝、爆発。これらのすべての現象に共通なのは「酸化」です。どれもが物質が酸素と結びつく酸化現象なのですが、大きな違いは、そのスピードにあります。火薬は、人類の文明を築いた原動力の一つであると当時に、大いなる不幸を人類にもたらしました。すべては、瞬間的に放出されるその膨大なエネルギーによります。本書は、火薬の化学的側面だけでなく、宇宙ロケットやエアバッグなどの実用的な利用から、打ち上げ花火と「玉屋」「鍵屋」のエピソードまで、火薬のすべてを分かりやすく解説します。(ブルーバックス・2014年8月刊)

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火薬のはなし 爆発の原理から身のまわりの火薬まで のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年03月09日

    化学の基礎を知らなくても読めます。こういう知らないことだらけの本はおもしろい。
    爆轟は時速3万km、3千℃、30万気圧くらいあるらしい。
    弱い化学結合が切れて強い結合に変わるときのエネルギー放出が爆薬のエネルギー源。有名なニトログリセリンやTNTは威力としてはレベルが低いほうで、HMXとかHNIWと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月17日

    ブルーバックスらしい本です。
    タイトル通り火薬の話。火薬や爆薬をサイエンスから見た、エネルギーが放出される機序などを、理系で化学を専攻したことがある人にちょうどいい感じ。
    ミリタリーの話はなし。
    花火の話は詳しすぎて、逆に難易度高め。
    最後の章が法律の話なので、重要だとは思いますが、前章までとティス...続きを読む

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