ヘルハウンド 犯罪者プロファイラー・犬飼秀樹

青木杏樹

悪魔ＶＳ凶悪犯罪者――衝撃の犯罪心理サスペンス！

「俺は邪悪な話術を使う、悪魔なんだよ」
死体マニアの変人ながら、天才的頭脳で若くして犯罪心理学の准教授を務める男、犬飼。彼は“特権法”登録ナンバー〇〇二――難解事件の捜査を特別に国に認められた民間人プロファイラーだ。
【黒妖犬（ヘルハウンド）】の異名を持つ彼は、幼馴染の副検事・諭吉から持ち込まれる凶悪犯罪の真相を【悪の心理学（イーブルテクニック）】で狡猾に暴いていく。しかし、犬飼が死体を愛するきっかけとなった25年前の事件――諭吉の母の自殺だけは真相が不明で……。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内小説
• 出版社: KADOKAWA
• 掲載誌・レーベル: メディアワークス文庫
• 電子版発売日: 2018年11月24日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 4MB

[きるしぇ · ★★★★☆]

面白い

サクサク読めて、プロファイルも分かりやすくするする頭に入ってくる。
最後の話は副検事の異性観念の現れなんだなって思った。

[ブクログ · ★★★★☆]

人の心って不思議。読みながらそんなことを思ってしまった。勘違いしたり、嘘をついたり、大切にしたいと思うのに傷つけてしまったり...。多くの謎を幼馴染みの犬飼と諭吉が解決していくのをもっと見たくなる。変人のプロファイラーと真面目な副検事。全く違うタイプの２人なのに、一緒に居るのが自然に見えるから余計に。今後もきっと諭吉は、犬飼に振り回されながら事件を解決しようと頑張るのだろうな。と思った。

[ブクログ · ★★★★☆]

あとがきを読んで、被疑者との対話対決や紙粘土での遺体づくりなど、作り込まれた作品なことがよくわかりました。

[ブクログ · ★★★★☆]

お話はするする読みやすく、プロファイリングのやりとりも分かりやすい。
出来うるならもう少し犬飼さんが変人だったなら……
とても良い方でした。

[ブクログ · ★★★☆☆]

口が悪い変人、でも身内への情は熱い犯罪者プロファイラー（准教授）、真面目な好青年の相棒。調査パートと被疑者との対決パート。火村先生ファンかつ逆転裁判ファンな私好みの設定、構成だったので、それなりに楽しく読めました。
重い設定てんこ盛りのわりに、話が浅い感は否めませんでしたが、さらっと楽しめるライトノベル、と思えばこんなものかな？
若干グロテスクというか猟奇的というか…な登場人物の行動や情景描写も多いので、苦手な人は注意された方がいいと思います。

[ブクログ · ★★★☆☆]

特権法登録ナンバー２を持つ准教授と
彼を訪ねてくる幼馴染の副検事。

二人でわちゃわちゃしながら、事件を解決していきます。
連続短編で、最初は暴行殺人
２話目は家族を殺害した娘とその恋人
最後が幼馴染の犯罪について。

最初のはなしでやり方を、二つ目で新キャラの過去と
次の話の伏線を。
そして最後が、一体何事が？　と准教授と一緒になって
きょとんとしてしまう展開でした。
これは確かに…准教授は翻弄するかと。
人間の記憶は、あいまいで、間違えやすいですから。

そんな、事件の始まりも終わりも深刻になる話ですが
始まるまで…いや、始まって間もない所では
これはどうでしょう？　と聞きたいやり取りも。
一番あれなのは、捕ってきた非常食ですが。
それは…ちょっと…いや、美味しいらしいですけど。