La Vie en Rose ラヴィアンローズ

La Vie en Rose ラヴィアンローズ

649円 (税込)

3pt

薔薇の咲き誇る家で妻思いの優しい夫・道彦と暮らし、予約のとれないフラワーアレンジメント教室の講師、カリスマ主婦として人気を集めている咲季子。平穏な毎日が続いていくはずだった。あの日、年下のデザイナー堂本と出会うまでは。――門限は九時。打ち合わせで外出する場合は三日以上前に場所と時間を夫に報告すること。男性と一対一での打ち合わせは絶対に避けること。泊まりの旅行など論外。ややあって、堂本が言った。「なんかもう、『人形の家』って感じだな」――夫が決めた厳格なルールに従って成り立っていた「幸せ」な暮らし。堂本との恋をきっかけに、咲季子はようやくその酷いモラハラに気づき、檻の外へ羽ばたこうとする。だがある夜、すべてを知っていた夫が激高。大切なものを守るため、咲季子は二度と戻れない道へ踏み出してしまう……。衝撃のラストが心を震わす長編小説。

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La Vie en Rose ラヴィアンローズ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年07月05日

    モラハラの話。怖かった。
    私も咲季子のような考え方に陥りやすいタイプだから、正直人ごととは思えなかった。上からの目線にはことごとく弱い私。
    自分の足で立って物を考え、「私」を見失わないように。でないと自らモラハラ地獄に堕ちてしまいそうだ。ま、実際には、道彦のようなヤバい奴はいないので、大丈夫…かな?

    0

    Posted by ブクログ 2021年03月15日

    良くある不倫の話だけでは終わらず途中からサスペンス的要素も加わり、咲季子に感情移入して読み続けたせいか共犯者の気持ちも芽生えて行きました。

    妻を支配する道彦に嫌気がさし、初めとても魅力的に感じた堂本に対してもどんどんその幼なさとずるさが見えて来てしまい、咲季子の感情の変化にも共感出来ました。
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    0

    Posted by ブクログ 2021年02月06日

    面白くてスラスラページを進めました。
    まさかの結末に胸がドキドキしました。読み終えた時はこんなにも悲しい女性がいるのかと、心が苦しくなりました。

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    Posted by ブクログ 2019年01月16日

    夫と不倫相手、この物語には2人の男性が登場する。妻を異様なまでに愛し束縛する男と、見た目も仕事もかっこいい自由の象徴としての男。序盤はこの2人が対比的に描かれているが、徐々に不倫相手の底の浅さが明らかになっていく。よくある話といえばそれまでだが、男としていい意味で嫌な気持ちになった。
    主人公の判断へ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月29日

    村山由佳さんの小説は、まるでサスペンス映画を観ているかのよう。
    ハラハラドキドキしながら、どうなっていくのだろう…とページを捲る手が止まらない。
    読み手ににとても体力を使わせる作家だと思う。
    登場人物に共感できるタイプがほぼいないにもかかわらず、引き込まれてしまうのは、会話がものすごくリアルだから。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    「ついに堂本と結ばれるのか?」と思った後のあの微妙な展開がすごくリアルでモヤモヤした気持ちになった。

    ★印象的なフレーズ
    「強引さは、優しさだった。」

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    Posted by ブクログ 2018年10月18日

    やっぱりこうなってしまうのか、、
    咲季子が哀れで不憫でならない。
    堂本は悪い男だよ、おそらくご主人以上に(´゚д゚`)。ご主人はただ自分に自信がない弱い男。だいぶ腹立つけどね。
    くそな男連中だ!!

    0

    Posted by ブクログ 2022年09月24日

    何とも言えない話だった。あの夫には同情する。。けれどあそこまでして守った相手がああだなんて、何と救いようのない。読み終わったあとちょっと苦しい気持ちになった。

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月02日

    ものすごく良い意味で不思議な作品!

    モラハラ夫のモラハラっぷりがすごいのですが、一方で年下男への違和感も積もっていく…。
    実に緻密な人間模様(というか、人間構成?)。

    主人公にも複雑な感情を抱くのに、今か今かと待ち構えた"事件"のシーンからは、感情の渦が最高潮へと持って行かれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月09日


    モラハラ夫に序盤からイライラが止まらない。
    人の仕事に対して「おままごと」発言は許せない。
    言い過ぎた後の優しさが私には気持ち悪くて仕方なかった。
    そんな夫と暮らしていれば、憧れの人でなくても他の人に興味が向いてしまうのは仕方ないことなんじゃないかなと。
    むしろ二人を応援してしまう自分がいて。
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