愛なき世界

愛なき世界

作者名 :
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作品内容

恋のライバルが、人類だとは限らない――!? 洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。見た目が殺し屋のような教授、イモに惚れ込む老教授、サボテンを巨大化させる後輩男子など、愛おしい変わり者たちと地道な研究に情熱を燃やす日々……人生のすべてを植物に捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか!? 道端の草も人間も、必死に生きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇。

ジャンル
出版社
中央公論新社
ページ数
456ページ
電子版発売日
2018年10月26日
紙の本の発売
2018年09月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
2MB

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国立T大学の向かいにある洋食店で住み込み店員として働く藤丸陽太は料理人見習い。彼は、よく店に来たり出前を頼んだりするT大学の松田研究室に所属する研究者見習いの大学院生、本村紗英に恋をしてしまう。植物学を専攻する彼女は研究対象のシロイヌナズナに夢中で、恋愛にはまったく興味がない様子だが、この恋はいったいどうなる?

ご本人によれば、本作は新聞の連載小説だったので、「毎日読む人も飛び飛びに読む人もいるから、ストーリーの時系列が行ったり来たりしない方がいい」というアドバイスがあったそうで、そのためか、お話は非常にわかりやすく進んでいきます。藤丸くんと本村さんだけでなく、研究室の松田教授や先輩たちもそれぞれ個性的にイキイキと描かれていて、気が遠くなるほどコツコツと地道な実験作業の描写が続いても、読み続けている間になんとなく植物学の実験に対する理解が深まるという、非常に三浦しをんさんのお仕事小説らしい側面が存分に楽しめる作品ですが、それと同時に、個人的には「恋愛が“成就”するとはどういう状態を言うのか」を考えさせられた作品でもあり、私はそこがいちばん好きです。何かを追求し続けようとする人を見て癒されたい方におすすめ。

愛なき世界 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2020年05月23日

    読み終わった後、しばらく余韻に浸っていました。

    今でも、自分が体験した事のように
    キラキラした思い出しとして記憶に残っています!

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    Posted by ブクログ 2020年05月20日

    藤丸くんと一緒に、T大のキャンパスに入って本村さんたちの研究を見聞きしたようでわくわくした。
    青井秋さんの美しい挿絵もあり、新聞での連載時からずっと楽しみにしていた作品。読むのが惜しく買ってからずいぶん寝かせてしまって、やっと読み終わった。

    取材の依頼を受けて書き始めたと聞く本作。『舟を編む』と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月18日

     リケ女小説ではある。しかし、本村さんだけでなく、松田先生の研究室の面々や、円服亭の人たちも、きちんと個性を発揮しているところが楽しい。過剰さが醸し出すユーモアにうまく包まれている。
     ただし、遺伝子の詳細な説明は、飛ばして読んでしまった。正直なところ。
     

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    Posted by ブクログ 2020年05月06日

    愛のない世界を生きる植物を愛し、研究している人がいる。
    愛を持たない植物に情熱を注ぐことは、注がれる植物も研究者も、愛し愛される世界に生きていると言えるのではないか。

    世界には光が降り注ぎ、光を受けて植物は大きくなり、それを食べる人間も光を食べて生きている。地球上の全ての生物は光を食べ、生命の循環...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月05日

    すごい本だった〜
    タイトルや帯を読んで、もっと恋愛色の強いお話かと思いきや。タイトルの「愛なき世界」である植物を研究する人々を、猛烈に描いた小説でした。
    さすが三浦しをんさんというか、こんなにも濃密な研究者の様子を魅力的に描いていることがすごいなと思いました。
    日常だけどそれをエピソードとして、そこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月03日

    さすが三浦しをん!
    深くてニッチな世界を描かせたら日本一なんじゃないか?って思わせてくれる。

    植物研究に没頭する研究員の本村と、そんな彼女に恋をした洋食屋の見習い藤丸の物語。研究についてわかりやすく書いてくれているので何とかついていけた(さすがに全部は理解できなかったけど)のでラストの本村の研究シ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月04日

    本当に愛なき世界だった…その分光や緑が溢れていた。
    植物の話なので遺伝子や光合成などのお話が淡々と進む静かな話。自分の興味の問題だと思うけど、藤丸の作った料理についてもっと詳しく知りたかった。美味しそう。

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    Posted by ブクログ 2020年02月01日

    いやぁーーよかった
    一気に読んでしまった

    本村さんのマイペースに突き進む研究心と
    料理人の藤丸くん

    マイペースというか自分の芯を突き進んでいるんだな
    一途に突き進む姿はかっこいいな

    何かに打ち込む姿って素敵だ

    みんないい人だった

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    Posted by ブクログ 2020年01月31日

    知りたいと思うこと
    誰かの希望になること
    愛が無い世界も愛せること

    表紙からすると学術的な?哲学的な?
    読んでみれば植物を愛する素敵な人たち
    自分はこういった人たちが好きなので
    にまにましながら読みました
    植物あるあるなところが笑えます

    新聞連載だったんですね
    毎日少しずつ読めて楽しかったでしょ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月27日

    きらきらの青春小説です
    三浦しをんの青春小説といえば「風が強く吹いている」を思い出すけど、純粋に何かに夢中になる尊さを羨ましく感じる年齢になってしまった。
    恋のライバルは植物シロイヌナズナ、愛という概念のない植物に関わる愛の溢れる人たちの話し、とても暖かい気持ちになりました。
    装丁がとても...続きを読む

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