無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
鳴りやまぬ拍手と眩しいほどの光、人生の境地がここにある。
芝居だけに生きてきた男たち。
その命を賭してなお、
見果てぬ夢を追い求めていく。
今年最高の感動を届ける役者一門の大河小説
(あらすじ)
1964年1月1日 長崎は料亭「花丸」
侠客たちの怒号と悲鳴が飛び交うなかで、
この国の宝となる役者は生まれた。
男の名は、立花喜久雄
極道の一門に生まれながらも、この世ならざる美貌は人々を巻き込み、
喜久雄の人生を思わぬ域にまで連れ出していく。
舞台は長崎から大阪、そして、オリンピック後の東京へ。
日本の成長と歩を合わせるように、技をみがき、道を究めようともがく男たち。
血族との深い絆と軋み、スキャンダルと栄光、幾重もの信頼と裏切り。
舞台、映画、テレビと芸能界の転換期を駆け抜け、数多の歓喜と絶望を享受しながら、
その頂点に登りつめた先に、何が見えるのか?
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2024年02月07日
さあ、これは感想が大変。物語が幕を閉じても、しばらくポカン。人間国宝の人間ならぬ名演に、さざなみのように興奮が湧き起こってくる。
人間関係の濃さで作られた作品なのに、主演男優だけ脱け出して独りで歩いていく。作中の表現をお借りすれば「狭い水槽の中の錦鯉」。それじゃ枠に収まるはずがない。待てとも、待っ...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月03日
歌舞きたい
ってな事で、吉田修一の『国宝 花道編』
ナホミオススメのオモロ過ぎてハゲる本
わしは既にハゲてるけど
ホンマ、これはオススメのオモロい本じゃった
歳を重ねた俊介と喜久雄のよりパワフルな歌舞伎への邁進と執念。
俊介の想い届かないながらも、命を懸けて歌舞く姿にガクブルじゃったよ
...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月05日
いやぁ、天晴れな小説でした。まるで大河ドラマのようで、読みごたえありまくりでした。私はスタンディングオベーションしています。
吉田修一さんは大した小説家ですね。これだけの大作を書くには、どれだけ取材が必要だったことでしょう。私は歌舞伎は何度か見たことがありますが、あの華やかな舞台がありありと目の前...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月07日
吉田修一というと「横道世之介」のイメージが強く、どんな作品かと思い読み始めたが、良い意味で印象が変わった作品となった。
ヤクザの息子として生まれた喜久雄が、"三代目花井半二郎"として重要無形文化財、つまり国宝となるまでの生涯を綴った作品。
上下巻合わせて結構なボリュームの作品だっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月09日
上巻で俊ぼんにイライラするも、ここでは俊ぼんも色々あったことがわかりました。
喜久雄も、だんだん周りから認められていきます。
上巻での苦労が報われた感じですが、周りに認められ、評判が上がってくるにしたがって、いくような感じがしました。
本が語り口調で書かれていて、誰が語っているのか最後...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。