できそこないの世界でおれたちは

できそこないの世界でおれたちは

1,232円 (税込)

6pt

3.9

パンク歌手として世に蔓延る嘘や欺瞞と闘った日々も今は昔。40代半ばとなった吉永は、下請けコピーライターとして、養育費の支払いに四苦八苦する毎日だ。ある日、今や紅白歌合戦に出場するほど出世(堕落?)したかつての相棒から久々に電話がかかってきて――。たとえ中年と呼ばれる歳になっても未熟さと決別できない、すべてのできそこないたちに送る、永遠の青春小説。

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できそこないの世界でおれたちは のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年11月21日

    吉永シロウはもうすぐ50歳。昔バンドをやっていて、今は下請けコピーライターをしている。バンド仲間だった(通称)ドラムは今では紅白に出るようなバンドにいる。昔タイで知り合ったさっぱりしていてキュートな久美ちゃんにメールしても2年も返事がない。やはり昔すきだったバー・アラバマのママ、ヒロ子さんにも会って...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年11月13日

    読むたびに焦燥や狂騒が込み上げる。青春に挫折しそこねた大人たちのやりきれなさを他人事とは思えなくて、過ぎ去った日々とこれからの日常に思いを馳せる。うまく負けること、転がることの難儀さ。かつてクラッシュはrebel waltzを歌ったが、桜井鈴茂の描く哀惜はクラッシュよりももっと懐が深い。生きていく日...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年01月08日

    四捨五入すると50歳のシロウのお話。
    最初読み辛いかもと思ったけど、言い回しが面白くて笑いながら読んだ。いくつになっても楽しみながら私も生きたい!

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    Posted by ブクログ 2018年08月07日

    内容紹介(ネット転載)
    パンク歌手として世に蔓延る嘘や欺瞞と闘った日々も今は昔。
    40代半ばとなった吉永は、下請けコピーライターとして、
    養育費の支払いに四苦八苦する毎日だ。
    ある日、今や紅白歌合戦に出場するほど出世(堕落?)した
    かつての相棒から久々に電話がかかってきて――。
    ジャズをかけ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年07月18日

    もうすぐ50になる、もとパンクロッカーであり現フリーのコピーライターのシロウの青春物語。

    とくに何か大きな事が起こるわけではないが、回りにいる魅力的な友達との楽しく、時には悲しい青春物語。
    面白かった。皆が幸せでありますようにアレルヤ!

    ってな感じ。星3.5

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    Posted by ブクログ 2018年10月09日

    子どもの頃にかけられた、『お勉強しないとちゃんとした大人になれませんよ!』という暗示、、、
    これは『ちゃんとした』大人になれなかった人々の物語だ。
    世の中との妥協を良しとせず、俺流を貫いて来た人たちもいつか歳をとる。
    間もなくやってくる冬を前にキリギリスだって
    己の帰し方行く末に思いを馳せたりするの...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年11月07日

    色々な描写に「それ知ってる」と既知感が湧くなぁと思っていたら、作者は俺と同い年みたい。生きてきた時代背景が似ているということだったのか。

    フリーのコピーライター中年おっさん吉永が主人公。なんとも冴えない、ウジウジしてて、フワフワした生き方のおっさん。若い子らからみたら「こいつらバブル世代が日本を住...続きを読む

    0

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