青嵐の坂

青嵐の坂

作者名 :
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作品内容

藩のため、妻のため、男は荊の道を歩み出す――。

生きるとは?正しさとは?
不正を許さぬ武士の覚悟が胸を震わす、葉室文学の真骨頂!


城下の「お狐火事」をきっかけに、扇野藩の財政は破綻の危機に瀕した。

中老に登用された檜弥八郎は藩政改革に着手するが、改革は領民の生活を圧迫、人々は「黒縄地獄」と呼んで弥八郎を嫌った。
そんな折に弥八郎は収賄の疑いで糾弾され切腹、改革は三年でとん挫する。
弥八郎の娘・那美は、親類の中で最も貧しい、遠縁の矢吹主馬に預けられた。
――その数年後。
弥八郎の嫡男、慶之助は、代替わりした新藩主の側近として国入りを果たす。
父・弥八郎の改革に批判的だった慶之助は、自らの考える藩政改革に意欲を燃やし、藩札の発行など、新しい政策を提案する。
警戒する家老らは、主馬を呼び出し、那美を妻とせよと命じた。
主馬に檜家の家督を継がせることで、慶之助を排除しようとしたのだ。
だが主馬は、弥八郎からある密命を受けており――。

「政を行うということは、いつでも腹を切る覚悟ができているということだ。そうでなければ何もできぬ」

正義を貫く武士の覚悟が胸を打つ、傑作時代長編。
映画化で話題沸騰の『散り椿』に連なる、扇野藩シリーズ!

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
歴史・時代 / 歴史・時代小説
出版社
KADOKAWA
掲載誌・レーベル
角川書店単行本
電子版発売日
2018年05月31日
紙の本の発売
2018年05月
サイズ(目安)
1MB

青嵐の坂 のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2020年10月05日

    奥方様、貧しいと言う事は苦しく、哀れなのものです。どうしようもないから何かにすがるようにして腹を立て、誰かを憎むのでございますよ

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    Posted by ブクログ 2019年02月23日

    武士の生き方をしっかり描けている。危機的状況にあって、どうやって切り抜けていくのか、一気に読み通せました。

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    Posted by ブクログ 2018年12月23日

    おもしろかった。主馬のような人、好き。けど、この本の作者紹介で、すでに亡くなっていることを初めて知って、とても残念。

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    Posted by ブクログ 2018年10月25日

    冒頭から最後の最後まで、すがすがしいまでの武士の生き様が輝いていました。
    那美殿の存在や言葉に対し、このような人が友人でも家族でもお近くに住まわれていたら、気持ちよく生きていけるなと思ったほど、好きです。
    しかし、おおもとの凶行について捨て置かれたようで、切なく、やりきれない想いがわだかまりましたた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月26日

    皆さんの評価が低いので気になりながら読んだけど、結構面白いじゃないの! 感動の度合いは大きくないかも知れないけど、民の為に藩政改革を志し、道半ばにして挫折させられた男と彼の息子 娘に彼の意志を継いだらしき若者の3人が織り成すストーリーは興味深い!私は躊躇い無く星4つを差し上げます♪そして葉室麟さんに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年07月11日

    初出 2016〜17年「小説野性時代」

    まだあった葉室燐の違作。映画化に合わせての単行本化か?
    ただ、骨太の感動作とはいえない。

    かつて抜擢された檜弥八郎が、藩政改革を目指したものの切腹に追い込まれるように仕組まれたように、利己的で他者を利用しては犠牲にする風土がはびこる扇野藩で、新藩主の側近と...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年10月05日

    扇野藩シリーズ。

    散り椿を思い起こす…

    檜弥八郎の切腹。その子慶之助と、那美。
    那美と共に檜家を継いだ矢吹主馬。
    檜慶之助と主馬の、相容れぬ…展開では、ありませんでしたぁ。
    近寄りがたい慶之助。反する主馬。
    どんどん、とーくなるかと、思いきや。
    距離が近くなると、いうのか。想いが重なる‼︎理解し...続きを読む

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