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【あなたの死後、不要となるデータを削除いたします。】
罪の証。不貞の写真。隠し続けた真実。
『dele.LIFE』で働く圭司と祐太郎の仕事は、秘密のデータを消すだけ――のはずだった。
あなたの記憶に刻まれる、〈生〉と〈死〉、〈記憶〉と〈記録〉をめぐる連作ミステリ!
『dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)』。
真柴祐太郎がその殺風景な事務所に足を踏み入れたのは、三ヶ月ほど前のことだった。
所長であり唯一の所員でもある坂上圭司いわく、
「死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除(delete)する。それがうちの仕事だ」。
誰かが死ぬと、この事務所の仕事が始まるのだ。
新入りの祐太郎が足を使って裏を取り、所長の圭司がデータを遠隔操作で削除する。
淡々と依頼を遂行する圭司のスタンスに対し、祐太郎はどこか疑問を感じていた。
詐欺の証拠、異性の写真、隠し金――。
依頼人の秘密のファイルを覗いてしまった二人は、次々と事件に巻き込まれる。
この世を去った者の〈記録〉と、遺された者の〈記憶〉。
そこに秘められた謎と真相、込められた切なる想いとは。
『MISSING』『MOMENT』『WILL』などで「生」と「死」に直面した人々を描いてきた著者が、
今だからこそ書き得た新たな代表作。
≪dele=ディーリー。校正用語で「削除」の意。≫
※本書は、二〇一七年六月に小社より刊行された単行本を加筆修正の上、文庫化したものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2021年12月11日
ドラマから気になり購入。ドラマが圭の事務所から視点が動かないのと違い、小説では祐太郎の視点で進んでいき、祐太郎の生活や飼ってる猫さんを知れる。圭と祐太郎は考え方や行動が正反対ながらも、うまくやっていく相棒感があって面白い。圭の考え方が少しわかるドールズ・ドリームがこの中では好き。 俺は、死ぬ時何を消...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月10日
『dele』本多孝好 著
1.職業 消去屋
弁護士事務所を経営する姉。
その弟が経営する事務所はその姉の事務所と業務提携をしている。
職業は消去屋。
依頼者が死亡後、依頼者の指示した時間以内に、指定されたデバイスのログを消去するという内容。
2.2人の登場人物。
消去屋の所長は、仕事のプロフェッ...続きを読む
ドラマがおもしろかったので原作を読んでみました。ドラマとは違う内容で、世界観は同じ。そのため無理なくドラマの配役のまま脳内再生できました。読んでよかったです。
Posted by ブクログ 2020年07月10日
本多孝好のdele(ディーリー)を読みました。
主人公の真柴祐太朗は dele.LIFE というサイトを運営している坂上圭司に雇われています。
dele.LIFE は依頼人の死後(具体的にはパソコンやスマフォが一定時間以上操作されないとき)指定されたフォルダの内容を削除するという依頼を受けています...続きを読む
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