無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
東京都監察医務院に監察医として勤務し、数多くの解剖を手掛けた著者が「解剖学」という学問を通じて、人の体、死と生について様々な角度から解き明かす。法医学は死んだ人間を対象とする医学だが、ここでは死体を通して生きた人間の体に迫る。細胞と体のしくみ、骨と筋肉と美男美女の関係、循環器・呼吸器・消化器・泌尿器・生殖器などの器官、男と女の体の違いとDNA、体のバランスを取る内分泌や神経や感覚器など。看護学校の解剖学の授業の副読本として書かれたものを、多くの例を加えて分かりやすく一般書として編集しなおしたもの。私たち自身の体のしくみや不思議を知る上でも楽しめる一冊だ。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年04月08日
1929年生まれの監察医、上野正彦の著書。
看護学生向けに書かれた解剖の解説書で、難しい(そして退屈な)解剖教科書の消化剤になればと書かれているものらしい。
そもそもは、看護学校の一年生向けの授業を受け持たされたのが始まりらしい。
例年、授業の人気投票でワーストワンを飾っていたという解剖学も、こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月06日
上野先生らしく、難しい解説や医学書ではなく、初心者でもわかりやすく、解説されています。本書は、看護学生向けに書かれたものらしいですが、これなら、新入生も取っ付き易いですね。
ただ、舌の味覚領域について、最近の学説は上野先生とは異なる見解が多く、その点について、ちょっと気になりました。(どちらが正しい...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月31日
人体のふしぎ
長年監察医として働いていた著者が書いた解剖学の入り口。
著者の仕事柄きな臭い話題も多いが、死後の体について読むのは新鮮で面白かった。
死んだ後は関係ない、と考えがちだが、
なぜ死んだのか。そこに他者の干渉はあったのか。
それを解明することが死者や遺族の人権を守ることだと著者は言う。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月11日
監察医をされていた筆者が、法学医の観点から人を語る本。看護学校の授業用に書かれたのを、さらに噛み砕いた書籍。「死体は語る」などのイメージが強かったので、その関係かーと思って読み始めたら全く違う。
本当に人の器官や中身の話に終始する。時折経験談も入るが、矢張り医者は医者。人体を知っているなぁと感嘆...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月29日
[ 内容 ]
自分の身体を、すみずみまで探検してみよう!
『死体は語る』の著者が放つ目からウロコの一冊。
[ 目次 ]
入門講義 一つの細胞から始まる人体のしくみ
第1講義 骨と筋肉がつくり出す美男美女
第2講義 自分のお腹の中を探検してみよう
第3講義 知ってて知らない男と女のからだの違い
第4...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
本書は、どちらかといえば、解剖学の体系的なテキストよりも、解剖学にまつわる雑学エッセイに近い。臓器に関する多くの記述は、高校までの理科や生物学で知ることのできるそれと、大きくは異ならない。むしろ一番印象に残ったのは、「家庭用冷蔵庫を結びつけたくらいでは、死体が浮き上がるのを防ぐことはできない」という...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。