極夜行

ノンフィクション 6位

極夜行

作者名 :
通常価格 1,527円 (1,389円+税)
紙の本 [参考] 1,925円 (税込)
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作品内容

探検家にとっていまや、世界中どこを探しても“未知の空間”を見つけることは難しい。大学時代から、様々な未知の空間を追い求めて旅をしてきた角幡唯介は、この数年冬になると北極に出かけていた。そこには、極夜という暗闇に閉ざされた未知の空間があるからだ。極夜――「それは太陽が地平線の下に沈んで姿を見せない、長い、長い漆黒の夜である。そして、その漆黒の夜は場所によっては3カ月から4カ月、極端な場所では半年も続くところもある」(本文より)。彼は、そこに行って、太陽を見ない数カ月を過ごした時、自分が何を思い、どのように変化するのかを知りたかった。その行為はまだ誰も成し遂げていない“未知”の探検といってよかった。
シオラパルクという世界最北の小さな村に暮らす人々と交流し、力を貸してもらい、氷が張るとひとりで数十キロの橇を引いて探検に出た。相棒となる犬を一匹連れて。本番の「極夜の探検」をするには周到な準備が必要だった。それに3年を費やした。この文明の時代に、GPSを持たないと決めた探検家は、六分儀という天測により自分の位置を計る道具を用いたため、その実験や犬と自分の食料をあらかじめ数カ所に運んでおくデポ作業など、一年ずつ準備を積み上げていく必要があった。そしていよいよ迎えた本番。2016年~2017年の冬。ひたすら暗闇の中、ブリザードと戦い、食料が不足し、迷子になり……、アクシデントは続いた。果たして4カ月後、極夜が明けた時、彼はひとり太陽を目にして何を感じたのか。足かけ4年にわたるプロジェクトはどういう結末を迎えたのか。
読む者も暗闇世界に引き込まれ、太陽を渇望するような不思議な体験ができるのは、ノンフィクション界のトップランナーである筆者だからこそのなせる業である。


【目次】
東京医科歯科大学附属病院分娩室
最北の村
風の巨瀑
ポラリス神の発見
闇迷路
笑う月
極夜の内院
浮遊発光体との遭遇
曙光
極夜の延長戦
太陽

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
ノンフィクション / ノンフィクション・ドキュメンタリー
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春e-book
ページ数
336ページ
電子版発売日
2018年02月09日
紙の本の発売
2018年02月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
3MB

極夜行 のユーザーレビュー

感情タグBEST3

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    Posted by ブクログ 2021年03月24日

    空白の5マイル、アグルーカの行方を読んでからの本作です。今までの冒険の集大成といった圧倒的貫禄。
    極夜を乗り越え、数ヶ月越しに見るその太陽。そのエネルギーと力強さはどれほどの感動なのか。。。それを体験した角幡さんが羨ましくて仕方がない。
    そんな体験をしたら死んでもいいんだろうなと思う。
    また読み返し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年02月21日

    もう少し深く角幡さんの冒険を知りたいと思って、「極夜行」を読んだ。
    写真が無いから、文字の描写を頭の中に展開させて実際の風景を思い浮かべながら。
    北極圏など行ったことないから、氷床や定着氷ってどんなだろう、月光が照る雪原ってどんな感じだろう、と。
    そして、全部読み終えた後、ふとペラペラとページを見返...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年12月04日

    極上の追体験。もちろん雰囲気しか分からないけど、それでもリアルだから迫力が違う。
    どう生きるのかを追い求める今の日本の中で、どう生き延びるのかを経験したことに羨ましさも少し感じる。まさに探検家であり作家って感じのあっぱれな一冊。

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    Posted by ブクログ 2020年11月11日

    ここ最近読んだ本の中でダントツの面白さで私の中のベスト5に入った。
    月明かりの中、犬の散歩していると『極夜行』を思い出しては真っ暗な世界ってどのぐらい?と考える。いやいや、こんな程度じゃないのは分かっているんだけどいろいろな場面を読んでは最大限に想像してみるんだけどとても想像しきれない世界。それでも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月29日

    極夜という、究極の「闇」の世界を経験し、その果てに「太陽」を見た時、何を思うのか。

    筆者はこの問いに答えを出すため、「人生をかけた冒険」に出発します。
    事前に準備していた中継地点のデポ(食料や燃料の備蓄)が白クマに食い荒らされていたり、冒険の最初にブリザードによって六分儀を失ったり(このため、正確...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月11日

    本屋大賞受賞。

    本当に息がつまるような作品だった。文章への没入感が凄まじく、中盤はどっと疲れた。それは悪い意味ではなく、極夜という人間が住むには不都合な世界の中で4ヶ月もいたということ。角幡さんのありのままの情景表現が素晴らしい。

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    Posted by ブクログ 2020年02月22日

    白夜の反対、一日中太陽が昇らない状態のことを極夜という。そんな極夜が4ヶ月近くも続く北極圏を、犬一匹だけを連れて単身で冒険する。目的は行き先ではなく、本当の極夜を体験することと、極夜が終わった後に現れる本当の太陽を感じること。しかも「脱システム」を掲げる著者は、GPSを使わず地図とコンパスを使った測...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月07日

    読書会ですすめられて。
    最高ですわ。ノンフィクションってこんなに楽しいのですね。

    エアコンで温々とした部屋で読みましたが、寒さ、飢え、そして暗さ。文章からヒシヒシと伝わってきました。

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    Posted by ブクログ 2019年11月19日

    極地でいつまでも太陽が沈まず、昼間の状態が
    続くのが白夜です。
    その反対で夜が続くことを極夜と言います。
    なんと4ヶ月くらいの間、太陽が昇らないのです。
    さらに月も出ない夜は「真の闇」が訪れるとか。

    そんな中を単独で、しかもGPSなどの機器も
    しようせず単独で旅を続け、4ヶ月ぶりに見る
    太陽の光に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月27日

    オープニングのシーン、必要か!?と最初は思ったが、極夜行がクライマックスに近づくにつれ、その必要性が嫌と言うほど分かった。
    緊張の連続を強いられる極限状況での、犬とのやり取りは程よく力を抜いてくれて、楽しく最後まで読み進められた。
    極夜行を追体験してみたい方は是非一読をオススメする。

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