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第13回本屋大賞、第4回ブランチブックアワード大賞2015、第13回キノベス!2016 第1位……伝説の三冠を達成!
日本中の読者の心を震わせた小説、いよいよ文庫化!
ゆるされている。世界と調和している。
それがどんなに素晴らしいことか。
言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。
高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律の世界に魅せられた外村。
ピアノを愛する姉妹や先輩、恩師との交流を通じて、成長していく青年の姿を、温かく静謐な筆致で綴った物語。
解説は『一瞬の風になれ』で本屋大賞を受賞した佐藤多佳子さん。
豪華出演陣で映画完成!
外村青年を山崎賢人、憧れの調律師・板鳥を三浦友和、先輩調律師・柳を鈴木亮平、ピアニストの姉妹を上白石萌音、萌歌が演じています。2018年6月8日公開。
「才能があるから生きていくんじゃない。そんなもの、あったって、なくたって、生きていくんだ。あるのかないのかわからない、そんなものにふりまわされるのはごめんだ。もっと確かなものを、この手で探り当てていくしかない。(本文より)」
Posted by ブクログ 2024年04月14日
音などの表現、文章がとてもきれいで読んでいて感動した。表題もよいと思った
盛り上がりのようなものはあまりなかった(と感じた)にもかかわらず、最後まで面白く読めた
調律師の詳しい仕事内容はこの本で初めて知ったが、音楽のような正解がない?1つでない?ようなことを突き詰めていくことの大変さがよく分かった、...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月02日
主人公外村の仕事成長物語。素直に仕事と向き合える真摯な性格。貪欲にどんな状況も自分の糧にしてしまう。自分では気づかない、でも周囲の人々の温かい見守りによって彼はどんどんと成長していく。調律という世界を透明感のある言葉をキラキラさせながら紡いでいく文章に、心が洗われていくようだった。こんなに清々しい小...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月01日
ほぼ休憩なしで読み切ったと思う。あまりにも素晴らしくて言葉にならない。
私はよくオーケストラやコンサートに足を運ぶクラシック好きだ。(調律師と似ているなんておこがましくて言えたもんじゃないが、)一方で、自分も外村君と同じく、楽器は弾けない。つまり私がこの本に感動したのは、楽器は弾かないのに楽器弾き...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月27日
静かに深く読み続けられる名作だと思います。
読む前は「蜜蜂と遠雷」のようなドラマか、「さよならドビュッシー」のようなエンタメか、みたいな想像をしてたのですが、そのどちらでもなかったです。
精緻で静謐にはじまり、語られ、そして終わる。
漫画でいうと「蟲師」「ヨコハマ買い出し紀行」そしてフリーレン...続きを読む
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