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性愛の享楽は社会の正義と両立しない―――宮台
「良い変態」は社会の抜け道である―――二村
社会が良くなっても性的に幸せになれるわけではない。
むしろその逆が起きている。
男も女も満たされた人生に必要な知恵とは
(〈目次〉より一部抜粋)
まえがき あなたなら愛しあえる 二村ヒトシ
第1章 ほんとうの性愛の話をしよう
・「母への恨み」と〈心の穴〉
・女性が「うっすら病んでいる」世の中
・男の〈インチキ自己肯定〉 他
第2章 なぜ日本人の性愛は劣化したのか
・「セックスレスの増加」と「精子の減少」
・「年の差恋愛」をする女性
・女が男を見極める3つの基準 他
第3章 性の享楽と社会は両立しないのか
・性愛における決定的な男女の差
・男の感情的劣化に対応する女
・中動態の女と能動態の男の断絶 他
第4章 「性愛不全」から脱却する方法
・エロい男は希少資源
・メンヘラとヤリチンの共通点
・専業主婦廃止論で言いたかったこと 他
Posted by ブクログ 2023年08月07日
感情が劣化した当方に、この本はグサリと刺さった。
心の穴を埋めるように恋人、パートナーを扱ってはいないか?自分の気持ちはオートマタ的な損得に基づいて発露されていないだろうか?
一度通読しただけでは咀嚼し切ることはできない、性愛と社会の諸問題。
自分自身がそんな「クソ社会」の一員であることを自認...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月07日
一冊の本に、こんなに傍線を引いたのは何年ぶりだろう、ほとんど緑線なのも。
主張は要するに「野良男と賢し女構造の」野良男、つまりバイオレーターになるしか、人生を、仲間を、社会豊かにする方法はないぞ。という、何千年も続く神話の繰り返しだったが、耳通りの良い言葉で、なんというかリフレッシュされる。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月10日
損得勘定の意識が強くなっていた自分に改めて社会生活をする上でもっと重要な事を気づかせてくれた本。
性愛時にフェチ系という自分の趣向のみを追求する人とダイブ系という相手と一緒にトランス状態(変性意識)になる人がいるが、前者は相手は代替可能なので長続きはせず、後者は相手は代替不可能でいつ迄も幸せな性愛...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月19日
さすがは社会学者の著書でした。表紙の愛らしいイラストからは想像できないくらいにちょっとヘビー。笑
難しい言葉が沢山並んでいて、とてもすべてを理解するには及びませんでしたが、非常におもしろく読ませていただきました。
小生、普段はこういった本を手に取ることが少ないため、性産業に従事されている方々が、こ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年06月04日
<メモ>
女性の中にも結婚して幸せになれるであろう相手と、恋をしてしまう相手(発情できる相手)は違う、という人がいる。多くの男性は侮辱・支配できないような、尊敬できるような女性に対して、女性は自分を尊敬してくれる男性には発情しない(逆もたまにあり)。まったく立場が同等・公平になって友愛的な男女関係に...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月10日
宮台さんの映画の本が非常に面白かったため、しかも今度は興味が強い「性愛」についての話ということで購入。AV監督二村ヒトシとの対談形式で本書は進むが、主には宮台さんの語りが占める。自分の中でうまく言語化できていない世の中に対してや人間に対しての思いみたいなものを言語化してくれているように感じる。ハレと...続きを読む
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