すべての子どもが、心から愛してくれる人を求めている。
たとえ、望まれず生まれてきたとしても――。

親の病気や生活苦、疾走、虐待や育児放棄など様々な理由で実親と暮らせないゼロ歳から二歳までの乳児が生活する乳児院。この乳児院である双葉ハウスでは、赤ちゃん一人ひとりに養育担当者を決めている。赤ちゃん(乳児)にとって絶対的な安心感を与える<特別な大人>を、双葉ハウスでは<マザー>と呼び、赤ちゃんとマザーは擬似的な親子関係を築いていく。しかし、その赤ちゃんが二歳を迎える前にその親子関係は終わることになる――子どもが物心つく前に。
双葉ハウスに務める島本温子は、保育士歴12年になる今でも、担当児と別れる時には身を切られるような喪失感に襲われる。だが温子が最初に担当した多喜と別れるときには、今からは想像もできないほど大変な騒ぎになった。その我が子同然だった多喜が不幸になっているのではと思った温子はある行動に出る……。「嫌われ松子の一生」「百年法」の著者が、乳児院とそこで奮闘する保育士を描く、あふれる愛の物語。

ジャンル
出版社
幻冬舎
掲載誌・レーベル
幻冬舎単行本
電子版発売日
2017年09月29日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

きっと誰かが祈ってる

Posted by ブクログ 2018年03月28日

タイトルからして絶対泣いてしまうだろうなとは思っていましたがやっぱり最後は号泣(笑)。人として生きていく土台を作る場所、乳児院。こんなに密に過ごしていたらそりゃ離れたくなくなりますよね。どんな人だって自分の幸せを祈っていてくれる人が必ずいる。忘れてはいけない大事な事です。

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きっと誰かが祈ってる

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年01月12日

2018.1.12.なぜ読もうと思ったのかは忘れたのだが、とりあえず読み始めたら止まらなくて一気読み。乳児院で担当した女の子のその後が気になった職員、温子が主人公。
人間の記憶がはっきりするのは3歳以降。それまでに喪失感を覚えると記憶がはっきりしないために子供の心の中に取り返しのつかないつかない傷跡...続きを読む

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きっと誰かが祈ってる

Posted by ブクログ 2017年12月12日

乳児院での擬似親子関係(知らなかったけれど).本当の親でなくても深い愛情が存在するし,育てた方は忘れないというのは,子供にとって,たとえ記憶はなくしていても,心の底に確かな幸せな核があって,それは消えることはない.そして,誰かが自分の幸せを祈ってくれているということ,それは生きる力になると,伝説の保...続きを読む

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きっと誰かが祈ってる

Posted by ブクログ 2017年12月04日

初出 電子書籍ストア「BookLivel」

乳児院という言葉は知っていたが、擬似的な母親となる担当保育士がついて2歳まで乳児院で育て、その後は親元に戻れる子、養子縁組して引き取られる子、児童養護施設へ移される子に分かれるということは知らなかった。
そして、保育士も担当した子供と別れる悲しみを味わう...続きを読む

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きっと誰かが祈ってる

Posted by ブクログ 2017年11月19日

久しぶりの山田氏。世の中には今もたいへんな状況にある子供たちがいるのですね。ただ、現場ではこんな無謀なことはできないだろうなあ。

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きっと誰かが祈ってる

Posted by ブクログ 2017年11月17日

乳児院から里親に引き取られ、その里親も事故で無くなり、叔母から酷い虐待を受けている子供。その子を乳児院の担当者が助ける話。
希望が持てる話でよかった。きっとこの子も、将来赤ちゃんを抱く仕事につくんだろうな~。

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きっと誰かが祈ってる

Posted by ブクログ 2018年01月07日

良かったです!!保育園よりもっと子どもとの時間が濃密で、もっと多くの別れがある乳児院の職員が、こんな風に頑張っているから、私も仕事を頑張ろうと思えた。乳児院で働く人を尊敬します。タイトルが好き。

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きっと誰かが祈ってる

Posted by ブクログ 2017年11月23日

乳児院に勤める主人公温子と彼女が初めてマザーになった多喜の話。
多喜のパートは読んでいて苦しくなる。

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きっと誰かが祈ってる

Posted by ブクログ 2017年10月22日

乳児院で擬似母として育てた子。その子が今、酷い目にあっているとわかってしまったら?

血は繋がっていないし戸籍上も他人。だけど、濃密なマンツーマンの月日を過ごし、実の親よりその子を知っている。そんな関係が乳児院という場所には存在するんだと、初めて気がついた。

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