製造業が直面するデジタル革命に乗り遅れるな!
今後わずか数年のうちに、私たちは21世紀の最初の20年が「製品の終わり」の時代であったと認識するだろう。モノというハードウェアはソフトウェアの入れ物となり、つながる機能を持ち、ネットを介して「新たな価値」を生み出す。
進化したデジタル技術が切り開く新たな世界では、消費者は単に製品を購入するのではなく、ハードウェアとそれに付随するデジタルサービスによってもたらされる「アウトカム(成果)」を求めるようになる──。
すでに始まったデジタル化がもたらす製造業の破壊的変化に対応できない企業は、この先、確実に衰退していくだろう。IIoT、プラットフォーム、エコシステム、コネクテッド・スマートプロダクト、AI、コボット、XaaS、コグニティブ・コンピューティング、ビッグデータ……。
製造業は生き残りをかけて、これらの新しい仕組みやデジタルテクノロジーを経営に取り入れていかなければならない。しかし、どこからどう手をつけていけばよいのだろうか?
本書は、製造業のデジタル化が「なぜ」起こるかという論点だけでなく、類書では見逃されがちな、個々の企業が「どのように」デジタル化を進めるべきかに重点を置く。豊富な具体事例や事業シミュレーションをもとに、製造業のデジタル化のステップを細かく検討して、さまざなまデジタル技術を最大限に活用する方法を実践的に解説する。
さらに、日本語版向けに、第11章「インダストリーX・0の世界観と日本企業への提言」を収載し、日本企業の実情に合ったデジタル化戦略を解説する。
Posted by ブクログ 2022年09月26日
発売から5年後の2022年に読んだ。
抽象的だが、わかりやすく書かれていた。
ボリュームのある本なので最後のサマリーに助けられた。
モノではなくコト売りが今後求められるという点についてはまさにその通りだと思う。
また、自社の力だけではなくサプライチェーンを活用しながら、ビジネスを拡大していくとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月30日
日経BPのどこかのサイトに取り上げられているのを見て、気になった本。
アクセンチュアの人が産業のモノのインターネット、IIoTについて書いたもの。
やらなきゃダメ。やるならとことん。
日本語版だけを意識して書かれた本ではないので、取り上げられている事例が海外企業だったりするので、ピンと来なかったりす...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月27日
AI・IoTによる産業構造の変化を描いている。アメリカの製造業を中心に多くの企業事例が紹介されている。
製造業のビジネスモデルがなかなかコト売りに移行しない。その理由、壁がどこにあるのかを知りたい。「ユーザーダイレクト」がキーワードになることは間違いないのだが。
コト売り(本書では成果型エコノミ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月09日
アクセンチュアによる製造業のDXの本。
アクセンチュアらしく、マクロトレンドを捉え、押さえられているが抽象的。
メモ
・会社のデジタル化、実は小規模からスタートできる。
・デジタル化はまずはやってみふ、うまくいけば続ける、ダメだったら次に行くといえやり方が適してる。企業内にデジタル化したプロジェク...続きを読む