王と恋するふたつの月の夜 【イラスト付き】

名倉和希 / 北沢きょう

【イラスト付き】 父を亡くし、折り合いの悪い義母と暮らす神社の長男・瑞樹は、慎ましく日々を過ごしていたある日、突然、ふたつの月が夜空に浮かぶ異世界・アンブローズ王国にトリップしてしまう。王室付きの魔導師から、先王派の陰謀により呪いを受けた王のペット・タマちゃんを救ってほしい言われ、タマちゃんと共に呪いを解く旅に出ることになった瑞樹。道中、美しく精悍な月の精霊・フェディと出会った瑞樹は、自分の頑張りを認め、励ましてくれるフェディに、次第に心を寄せるようになり――？

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: 幻冬舎コミックス
• 掲載誌・レーベル: リンクスロマンス
• 電子版発売日: 2017年09月10日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 8MB

[ブクログ · ★★★★☆]

モフモフ好きにはたまらない可愛さでした。おまけに話も面白く、読むのが楽しくて楽しくて…！
残念だったのはタマちゃんがもう登場しないこと。あと、城に戻ってからの瑞樹の懊悩とかは、そんなに必要なかったかな。
タマちゃんと触れ合う瑞樹のシーンには、すごく癒されました。

[チョッピ · ★★★★★]

タマちゃん可愛い…！

亡き父の後妻に呪いをかけられた王と、召喚された勇者の異世界トリップ話。
王は表紙にあるまん丸のモフモフになってしまう呪いをかけられ、それを解くため秘密裏に魔術師に会いに行きます。その警護役に選ばれたのが召喚された受け。受けは自分の世界ではいらない子扱いだったため、誰かの役に立てるならばとすんなり引き受けます。
受けはタマちゃんが王である事は知りませんから、非常に優しく可愛がります。誠実に大事に扱われ、王は大感激。困ったことに王は夜のいっときだけ変化が解けてしまうため、自分は月の精だと誤魔化して受けとコミュニケーションをはかりました。そして健気で勇敢な受けにいつの間にかメロメロに…。

前半、19歳の受けに可愛がられるタマちゃん（35歳・王）が面白くて笑いました！キューって鳴くの可愛かったな。後半、呪いが解けて以降はひたすら甘々。面白かった〜

[ブクログ · ★★★☆☆]

可愛かったです♪瑞樹の生い立ちっていうか今の立場がとっても気の毒で異世界に召喚されたときはちょっとホッとしました。勇者って…という感じですが、魔術をかけられた王のたまちゃん姿もかわいかったです。純粋な瑞樹がとっても良かったですが、割りとあっけなく魔術を解いてくれるところにまで行けてしかも途中でお疲れ様ってのがね～。どうなる？って感じでした。

[チナ · ★☆☆☆☆]

期待しすぎたのかな…

「竜は将軍に愛でられる」がめたくそ面白かったので期待を込めて読ませていただきました。
…名倉先生のファンの方々には申し訳ありませんがちっとも面白く感じられず…。あっさり呪いがとけた辺りから読む気が失せてしまい、なかなかページが進まなくて読み切るのにかなり時間がかかりました。


受けが攻めを救うべく悪と対峙して戦うシーンや攻めのもふもふ姿のイラストはとても良かったと思います。が。それ以上に中途半端なエピソードが気になったり長年の問題が次々簡単に解決したりと、あまりにも都合のいい展開に気持ちが追いつかないまま読了。
色々と突っ込みどころはありますがやっぱり呪いのとけ方がなぁ。命がけで旅してたのにあんなあっさり、しかも、ここまでくればもう受けは用済み感半端なくて、盛り上がりに欠けるどころか受けが疎外感笑
いらないエピソードとか物語に合わないようなエピソードを最後に詰めてきたのも白けた。凛として頑張り屋が売りの受けが急に最後にウジウジして何も言わずに出て行こうとするエピソードとか、不自然だからいらなかった。終わり方もぶつ切りで戸惑ったし。とあるサイトさんでは評価が高かったけどやっぱり評価＝自分の好みではないという事は覚えておこうと思いました。作家買いは要注意です。