カフカの文学は、映像的であるという印象を与えながらも一つの映像に還元できないところに特色がある。『変身』のグレゴール・ザムザの姿も言語だけに可能なやり方で映像的なのであって、映像が先にあってそれを言語で説明しているわけではない。……読む度に違った映像が現れては消え、それが人によってそれぞれ違うところが面白いのである。この機会にぜひ新訳でカフカを再読して、頭の中の映画館を楽しんでほしい。(多和田葉子・解説より)

ジャンル
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文庫
ページ数
808ページ
電子版発売日
2017年09月01日
紙の本の発売
2015年10月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

ポケットマスターピース01 カフカ

Posted by ブクログ 2017年02月05日

再読の『変身』をはじめ、どの作品も最後の最後までどこに向かっていくのか方向性が読めないところが面白い。

中でも『流刑地にて』は衝撃でした。
とある植民地の島を舞台に、公開処刑の装置の仕組みについて嬉々として説明する士官。それを半ば冷めた目で眺める旅行者達。
そして何故テーブルの下に墓石がある?想像...続きを読む

このレビューは参考になりましたか?

ポケットマスターピース01 カフカ

Posted by ブクログ 2017年02月12日

フェリーツェ・バウアーへの手紙攻撃怖ぇ。
現代だったらLINEが既読になった瞬間に返信来ないと騒ぐんだろうな未読のままでも騒ぐんだろうな怖ぇ。
でもそんな人だからこそ作品に潜む緊張感が出せるんだろうな。

このレビューは参考になりましたか?