大間違いの織田信長

大間違いの織田信長

1,425円 (税込)

7pt

◆戦後民主主義のヒーローとしての信長の真実の姿は歪められている?
◆真実の信長像を知ることで、新たな日本史の歴史観が構築される!
◆気鋭の保守の論客倉山満が挑む新境地!

◎信長は権威をないがしろにしたのか?
◎信長は室町幕府を滅ぼしたのか?
◎信長は革新的な人物だったのか?
◎信長は戦争の天才だったのか?
◎権威主義者、勝ちきれない男、土下座名人、無類の働きもの、セコイ……etc.

従来の信長像が打ち砕かれる!
■明治までのエリートには、人の上に立つ者の覚悟がありました。
だから、世界史の奇跡と言われる明治維新を成し遂げ、日清日露の両大戦を勝ち抜き、世界の誰にも媚びないで生きていける強い国、大日本帝国を築き上げました。
しかし昭和になり、エリートが「試験で優秀な成績を取った人」というわけの分からない定義に変わってしまい、
結果、陸軍も海軍も官僚たちも“自称エリート”たちの庇い合いばかりで、誰も責任を負わないまま、敗戦という取り返しのつかない大失敗をおかしてしまいました。
それでも戦前は、まだいい。少なからずの指導者たちが、自らの命を絶ちました。(中略)翻って現代日本、実にグダグダな時代です。
戦争に負けて、負けっぱなし。殴り返す気力すら、失っている。アメリカの持ち物にされたばかりか、ロシアや中国までが「それを俺に寄越せ」と小突き回しに来る。
あまつさえ、韓国や北朝鮮にまで舐められている。
元をたどれば、占領軍のダグラス・マッカーサーが日本人をそういうふうに去勢したのでしょうが、いつまで七十年前の占領軍に責任を押し付けるのか。
いいかげん、自分で強くなる、自分で賢くなる努力を始めるべきではないのでしょうか。
このグダグダな現代を、どう生きるか。私はそのヒントを、本書で織田信長に求めたいと思います。(本文より)

◆本書の内容
はじめに なぜ信長に学ぶのか
第一章 織田信長は戦後民主主義の英雄なのである
第二章 君にもなれる織田信長(今こそ学ぼう! 兵法経営)
第三章 信長は権威主義者だった
第四章 信長は勝ちきれない男だった
第五章 信長はものすごい働き者だった
第六章 信長は日本史最高の土下座名人だった
第七章 信長はものすごくセコイ男だった
おわりに 私はなぜ、こんなに織田信長が好きなのか

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大間違いの織田信長 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年01月27日

    以下、本書より。

    【本能寺の変の黒幕は誰か】
    最近の学界では、長曽我部元親黒幕説が有力視されています。
    本能寺の変は、黒幕がいたのか否かの他に、光秀の動機が謎とされています。
    その有力な動機として、信長の四国政策の変更を多くの人が主張しています。
    曰く、それまで信長は明智光秀を取次とし、長曽我部と...続きを読む

    0
    購入済み

    面白い

    2017年12月27日

    歴史には嘘や誇大評価が多いものです。信長は超人伝説に彩られた戦国最大のヒーローですが、事実を眺めればいくさの勝率も低いし部下の離反、同盟先との手切れ等失策も多いという姿が見えます。そんな私の考えに応えてくれた一冊、面白いです。

    0

    Posted by ブクログ 2018年08月24日

    信長感が変わった。そして謙信感も変わった。謙信がワールドチャンピオンのようなドラえもんのような扱いだったんだなぁ。そして明智光秀が裏切った理由も気に入った。できたからやった。アムロの脱走みたいなもんかな。

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月22日

    天才でもなく最強でもなかった信長。
    極めて模範的な戦国武将で、商人肌。
    色々異論はあろうが、相変わらずバシバシ言い切る倉山さんの語り口も面白い。

    もっとも、天下取った辺りから急に調子こき出したという、その辺りからなんかいい加減感は否めない。

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月15日

    天才でも魔王でもなく体育会系で人の良い熱いオッさんとしての信長。確かに独創というよりアレンジャーとしての側面が大きいし権威も利用していたと思う。筆者のいうとおり凡人であるが故の飛躍はあったのだろう。金持ちの二代目だとしても修羅場潜って全国統一に近づいたから凡夫と言い切るのはどうかと思うが筆者は努力し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年10月08日

    この数年感じることは、学校で習ってきた歴史上の有名な人達の別の姿が紹介されることが多くなってきた、ということです。有名な武将の二代目(豊臣秀頼、武田勝頼、今川氏真等)についても認識を新たにしました。

    この本を読みえた今、、創造的破壊者・比叡山焼き討ちをした冷徹な人・長年仕えた部下も平気でリストラす...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年09月08日

    憲政史家の倉山満が織田信長を語る一冊。

    信長の人気が出たのは戦後で、江戸時代から戦前までは一貫して秀吉が人気だった(特に明治維新後は朝鮮出兵というファクターもあり)とか、他の歴史家や作家が言及しないことに言及してて面白かった。

    0
    購入済み

    歴史を学ぶことは歴史に学ぶこと

    2022年01月01日

    単なる史実を語る本ではなく、学びとなる教訓として纏められており面白い。
    やや著者の感情的と思えるくだりが長い点が気になる。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年09月16日

    歴史の授業やドラマで描かれている織田信長像は本当に正しいものなのか?という視点で著者が史実を分析した本。
    なるほどと思えるものも多く、興味深い内容だった。

    0

大間違いの織田信長 の詳細情報

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