【フェイスブックが世界最大級SNSになるまでの困難・教訓を、ライブ感満載の筆致で描く】シェリル・サンドバーグの近くで働き、開発者のひとりである著者が、フェイスブックのこれまでとこれからについて描くインサイドストーリー。著者が「その成功は偶然ではない」と断言するように、フェイスブックがこれほどまでの地位を築くにいたった過程は、困難に満ちていながら、それでも「世界をよりオープンにつなげる」という一貫したミッションに向けて進む。その過程がインサイダーらしいライブ感にあふれた筆致で描かれている。2011年刊行の『フェイスブック若き天才の野望(日経BP社)』が起業時の話なら、本書はその後、19億人のユーザーを獲得し、企業として確固たる地位を築く過程の物語。その意味で、スタートアップ業界にいる人だけでなく、一般のビジネスマンにも参考になる話が満載。また、テクノロジー業界のリーダーが描く未来をも垣間見ることができる。
Posted by ブクログ 2017年07月16日
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