現金の呪い――紙幣をいつ廃止するか?

現金の呪い――紙幣をいつ廃止するか?

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作品内容

世界的なベストセラー『国家は破綻する 金融危機の800年』(原題:THIS TIME IS DIFFERENT) の著者であるケネス・ロゴフ・ハーバード大学教授の最新作。原題は、CURSE OF CASH。
直訳すると、「現金の呪い」となるが、その深い意味については、齊藤誠一橋大学大学院教授の解説が詳しい。

ロゴフ教授は「キャッシュレス」社会ではなく、「レスキャッシュ」、つまり現金の少ない社会への移行を説く。ビットコインなどの暗号通貨への移行を想定しているかといえばそうではない。
現行の高額紙幣の廃止による「レスキャッシュ」社会こそ、あまたある経済社会の問題を解消するカギとなる、という。もちろん、ゼロ金利制約をもたらす現金の壁を取り払い、マイナス金利を大胆に実施できることも大きなプラスとみる。

以下は、ロゴフ教授の日本語版への序文から一部抜粋した。

「現代の先進国でも、現金はいまなお重要な役割を果たしている。
とくに小口の取引をするときやプライバシーを守りたいとき、そして大規模な災害が発生したときには現金が欠かせない。だが現金は、大規模な脱税や犯罪など、本来の目的以外の用途でも暗躍している。
本書では多くのデータと歴史的事実を引きながら、政策当局は現金の光の部分だけでなく闇の部分にももっと目配りすべきであると説く。
ここでお断りしておきたいのは、筆者が提案するのはあくまで「レスキャッシュ社会」(現金の少ない社会)への移行であって、けっして「キャッシュレス社会」(現金のない社会)を主張しているわけではないことだ。

カテゴリ
ビジネス・実用
ジャンル
ビジネス・経済 / 経済
出版社
日経BP
ページ数
442ページ
電子版発売日
2017年05月26日
紙の本の発売
2017年04月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
12MB

現金の呪い――紙幣をいつ廃止するか? のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年03月06日

    高額紙幣の段階的廃止を主張し、そのメリットについて書かれた本。地下経済の規模推定などは特に興味を惹かれた。

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    Posted by ブクログ 2017年11月21日

     ハーバード大教授である筆者が本書で説くのは、高額紙幣の廃止によるレスキャッシュ社会への段階的な移行である。
     高額紙幣は、発行量から計算すると流通量は少ない。地下経済で使われていると言う。通常生活では、高額紙幣はなくてもカードなりモバイル決済なり代替手段は今は多くあって困ることはない。また、マイナ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年09月23日

    シンガポール駐在時に「1万ドル(≒80万円)札」があると聞いて、地元の店やタクシーでは100ドル札はおろか50ドル札でも嫌がられる場合があるのに、どんな「経済合理性」でそんな高額紙幣が存続してるのだろう?と疑問でした。
    この本によれば、日本の通貨流通高の90%が1万円札、アメリカでは80%が100ド...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年05月06日

    現金にまつわる貨幣論と金融政策についての意欲的提言がされている本です。

    現代先進国における現金の表立った使用率が低く、現金の存在が脱税・犯罪といった地下経済(政府が了知できない範囲の経済)温床となっていることを指摘し、税捕捉や公安の向上のために高額紙幣を撤廃する「レスキャッシュ」(現金を完全に無く...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年07月02日

    マネーロンダリング対策とマイナス金利政策の有効性を高める観点から、現金の廃止を提言する。
    最近の金融政策の論点を理解するうえでも有用な一冊。

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