アーサー・ミラーI セールスマンの死

アーサー・ミラーI セールスマンの死

1,100円 (税込)

5pt

かつて敏腕セールスマンで鳴らしたウイリー・ローマンも、得意先が引退し、成績が上がらない。帰宅して妻から聞かされるのは、家のローンに保険、車の修理費。前途洋々だった息子も定職につかずこの先どうしたものか。夢に破れて、すべてに行き詰まった男が選んだ道とは……家族・仕事・老いなど現代人が直面する問題に斬新な手法で鋭く迫り、アメリカ演劇に新たな時代を確立、不動の地位を築いたピュリッツァー賞受賞作

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アーサー・ミラー のシリーズ作品

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  • アーサー・ミラーI セールスマンの死
    1,100円 (税込)
    かつて敏腕セールスマンで鳴らしたウイリー・ローマンも、得意先が引退し、成績が上がらない。帰宅して妻から聞かされるのは、家のローンに保険、車の修理費。前途洋々だった息子も定職につかずこの先どうしたものか。夢に破れて、すべてに行き詰まった男が選んだ道とは……家族・仕事・老いなど現代人が直面する問題に斬新な手法で鋭く迫り、アメリカ演劇に新たな時代を確立、不動の地位を築いたピュリッツァー賞受賞作
  • アーサー・ミラーII るつぼ
    1,100円 (税込)
    実直な農夫プロクターは召使いの少女アビゲイルと一夜の関係を持ってしまう。少女はプロクターを我がものにすべく、神の名のもと彼の妻を「魔女」として告発。折しも村人の悪魔憑きへの恐怖や日頃の相互不信と相まって、村には壮絶な魔女狩りの嵐が吹き荒れる……17世紀の実話に基づく本作は、1953年に発表されるやマッカーシズムに揺れる米国に衝撃を与えた。峻厳すぎる正義の暴走と人間の尊厳に鋭く迫る、巨匠不朽の代表作。
  • アーサー・ミラーIII みんな我が子/橋からのながめ
    1,650円 (税込)
    第二次大戦後のアメリカ。特需により事業を成功させたジョーと、息子の戦死を受け容れられないケイト夫婦のもとへ、一家の恐るべき秘密を知る人物が来訪し……(「みんな我が子」)。ブルックリンに暮らすエディは、不法移民の従兄弟ロドルフォを匿う。だが溺愛する姪とロドルフォが恋仲になると、エディは正気を失っていくのだった――(「橋からのながめ」)。戦争や家族の問題を描く傑作2篇を収録。解説収録/広田敦郎
  • アーサー・ミラーIV 転落の後に/ヴィシーでの出来事
    1,650円 (税込)
    赤狩りと二度の離婚で心に深い傷を負ったクェンティンは、激動の半生を顧みる――著者とマリリン・モンローとの結婚生活をはじめ、私生活に多く題材を獲った自伝的傑作「転落の後に」、親ナチス政権下の留置場を舞台にユダヤ人刈りの実相を描き、衝撃の結末へとなだれ込む一幕劇「ヴィシーでの出来事」の傑作二篇を収録。
  • アーサー・ミラーV 代価/二つの月曜日の思い出
    1,650円 (税込)
    1930年代、大恐慌のアメリカ。家族への自己犠牲を問う「代価」、自動車修理工の青年たちの希望と絶望を描く「二つの月曜日の思い出」の二篇。「セールスマンの死」作者による今季注目作!

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アーサー・ミラーI セールスマンの死 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年10月14日

    この歳になってようやく理解できるようになった作品。
    人生を浪費すれば、つけがまわってくる。
    人生を甘くみれば、しっぺ返しされる。
    盲信は不幸しか生まない。

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    Posted by ブクログ 2013年09月20日

    この本は3年前に読むべき本だった。3年前に読んでいれば間に合っていたかもしれない。読後はまずその後悔の念が先に立ち、そして涙した。良い本に出会うことは、それなりにあることだけど、良い本に良いタイミングで出会うことはめったにない貴重なこと。今回は良いタイミング出会えなかったけれど、これから良いタイミン...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年07月16日

    ラストは分かっていても、苦しまずに読み切ることはできない本。
    結局は自分を欺瞞していないか、自分を切り売りしていないかということに尽きるんだけども。
    そうしていると自分がなくなってしまう、人間社会はそういう危険に満ちている。
    ハッピー(セールスマンの息子、次男)が父と同じ生き方を決意するところも哀し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年11月10日

    以前は実感できなかった企業人の行く末、家庭問題など、とても身近に感じられます。
    問題は個人にあるのか、企業か、社会か、など考えさせられます。

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    Posted by ブクログ 2023年08月30日

    段々ときつくなっていく…。正直、ウィリーを過去の栄光にしがみつく不甲斐ない男だと思ってしまった。現実にいたらそれこそ厄介なおじさんってかんじ。
    でもこうやって作品で昇華されると何ともやるせない。

    舞台上でみたいと思った。

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    Posted by ブクログ 2022年09月06日

    舞台を観たことをきっかけに、本気で読みました。

    歳を重ねたせいか、ウィリーも、リンダも、ビフもハッビーも、なんだかまずいなあと思いながら読みました。ウィリー→ハッピー→リンダ→ビフの順にまずい…
    でも、若い頃はそのまずさに気づかなかったし、この話の深さがわからなかった。

    誰が悪いわけでもなく、現...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年03月29日

    第二次世界大戦後のアメリカが舞台。60代なかばの父親がセールスマンのしごとを首になり、自分の息子に夢を全て託すも、息子は定食が定まらず女遊びにかまけている有様。成功した兄や幼かった息子の輝かしい未来を夢見ていた時代を幻覚し、独り言が耐えない。

    最後、自分の死の保険金を息子にやれば、自分の成功した息...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年04月08日

    ある男の敗残の人生を酷く赤裸々に映した傑作戯曲(名作!)。読者は(あるいはその舞台の上に観客は)哀れで惨めな蝕まれたような主人公に、またはその息子たちに自分の似姿を見つけることだろう。苦々しい思いがこみ上げてくるのは突きつけられた現実(人生の無惨)を生々しく呼び起こさせるから、ごまかしを払って敗北の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年12月17日

    複数回の映画化もある名作戯曲。書かれたのが70年前とは思えないほど、現代にも当てはまるテーマに驚く。救いのない話ではあるが、胸に突き刺さるものがある。

    0

    Posted by ブクログ 2012年06月23日

    社会に出て働いていれば、読んでいて不安になるような内容。

    ずっと自分は一人前にやってきて、成果を上げてきたと思っていたのに、振り返ってみたら自分の人生は空っぽだったと気づいたとき。それが若いうちならまだ救いはあるかもしれないが、晩年であったとき。その時感じる絶望は恐ろしいものがある。

    しかし、な...続きを読む

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