宿神(1)

宿神(1)

799円 (税込)

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4.6

のちの西行こと佐藤義清と平清盛。若き日の二人は北面の武士として友情をはぐくむが、ある夜、謎の存在に窮地を救われた時からその運命が大きく狂い始める。そして、義清は、鳥羽上皇の中宮、待賢門院璋子に心を奪われるようになる……。巨匠が描く大河伝記絵巻、待望の文庫化!

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宿神 のシリーズ作品

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  • 宿神(1)
    799円 (税込)
    のちの西行こと佐藤義清と平清盛。若き日の二人は北面の武士として友情をはぐくむが、ある夜、謎の存在に窮地を救われた時からその運命が大きく狂い始める。そして、義清は、鳥羽上皇の中宮、待賢門院璋子に心を奪われるようになる……。巨匠が描く大河伝記絵巻、待望の文庫化!
  • 宿神(2)
    799円 (税込)
    熊野道最大の難所である妙法山で、なぞの存在と再会した義清。待賢門院璋子への許されぬ恋慕の気持ちに苦悩しながら、自分の中に潜む闇を悟る。そして、鳥羽上皇の御前で一首の歌を詠んだことをきっかけに、ついにある決意をする…
  • 宿神(3)
    880円 (税込)
    ついに高野山入りを決意した西行。「これからゆく道は修羅の道」と世俗や自身の内面と決別するため、新たな一歩を踏み出す。一方清盛は、朝廷内での権勢を高め、大いなる野望に近づいていく……。著者会心の大河伝奇絵巻、動天の第三巻。
  • 宿神(4)
    880円 (税込)
    待賢門院璋子、崇徳上皇、そして平清盛。志半ばの中で世を去った者たちへの思いを背負って歩く西行。北面の武士を捨て、出家をしてまで追い求めた「宿神」とはなんだったのか。彼の胸に去来するものは……。

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宿神(1) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2016年07月21日

    「陰陽師」とは違う。「宿神」は愛憎劇だ。平安時代末期の公家・武士の社会、西行、平清盛らの人物像を鮮やかに生々しく描く。演出も見事。巧みな文章は、まるで観ていたかの様に風景、温度、光と闇、音、風、匂い、時間の流れまで写し出す。まったく、著者の創作力には舌を巻く。あと三冊あるのが嬉しい。

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    Posted by ブクログ 2015年05月24日

    ☆2015年5月1日
    西行が主人公。
    時代背景が、卒業論文で書いた時代とぴったり合致、ワクワクしながら読んだ。
    しかも、天皇家の乱脈な秘密が公然と描かれており、これは創作と思われるかもしれないが、史実に則っていると知っていて読めるのは、大変興味深かった。

    0

    Posted by ブクログ 2015年05月18日

     のちの西行こと佐藤義清と平清盛の二人は、北面の武士として友情を育むが、義清は、待賢門院璋子と出会い、心を奪われてしまう。

     私の好きな西行をこれまた好きな作家である夢枕獏がどのように描くのか、期待しながら読み進めましたが、その期待は裏切られることはありませんでした。

     佐藤義清(西行)が璋子と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年04月25日

    佐藤義清(西行)の話。歴史物の体を借りた恋愛物。そこは稀代のストーリーテラー夢枕貘が素晴らしい小説に仕上げていて満点。

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    Posted by ブクログ 2015年03月14日

    佐藤義清(後の西行)がひとりの女性に心奪われ、その執着心に苦しむ様が描かれる。
    書物にかかれた西行に関する話を挟みながら、さまざまに伏線も張られ、流れるように話が展開していく。

    佐藤義清と平清盛の関係の描き方は、「陰陽師」の源博雅と安倍晴明との関係を見ているような感じ。

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