サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福

ユヴァル・ノア・ハラリ / 柴田裕之

[★★★★★]

これが世界史の教科書だったら

人間とは何かと言う事の要素を因数分解しているような内容で、人はどこから来てどこへ向かっているのか？に答えを示してくれます。文体も翻訳家の素晴らしい仕事で非常に読み進めやすくなってます。

基本的に人類に批判的な視点で語っており、余多の大型生物を生物としての人間は厄災と評価し、法律や株式会社を神話の産物と解説します。

自分にとり人間に対して多くの新しい視点を与えてくれた本書は素晴らしいと評価します。
もしこれが世界史の教科書として高校の授業で使用されるのなら歴史の価値を理解する学生が多く現れるでしょう

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歴史に対する挑戦的な解釈

人類史上におけるさまざまの出来事に対し、従来の教科書,監修,宗教などの縛りを逃れ、この作者が「妥当」と考えた解釈.説を描いた膨大なボリュームの本。
私は記載された説の多くに同意できる納得、ということは極端に新規な説.解釈ではないということか。
いずれにしても質量ともに大変読みごたえのある本である。

[★★★★★]

大作

歴史の教科書がこれなら良かった！

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今まで人類史というものを世界史や日本史などのテストで使えるただの知識程度に思っていました。
（もちろん学ぶことはおもしろかったですけどね。）

本書はその認識を根底からガラッと変える作品となっており、今後について考える良い機会を与えてくれました！

一読すべし！

＃深い ＃タメになる

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とても刺激的

世界史の授業は退屈で、いつも寝てた私。
発生したイベント名と年代にとても興味をもてなかった。
でも、この本はとてもドラマティック。
いつも寝てた頃の自分に渡してあげたい。
歴史と哲学を同時に真上からながめている感覚がとても楽しい。

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目からウロコ！マトリックスのよ

霊長類からどのように進化してきたのか、中学の授業では理解できなかった事を詳しく教えてくれ、長年喉に引っかかっていた骨がスルリと取れたような感覚になった。

私たちが住んでいる世界について、視野が広がり、マトリックスを観ているよう。

資本主義と科学のしくみ、戦争のしくみ、消費主義のしくみ…漠然とあった違和感の原因がわかった。そして一人一人の幸せとは何か。そして私たちは何になろうとしているのか。

引き込まれずにはいられなかった。

ぜひ読んでみて欲しい一冊。