小説を書いたり、囲碁で世界的な強豪を負かしたりと、AIが目覚しい発展を遂げています。このまま技術開発が進んでいくとどうなるか……。
著者は「2030年には人間並みの知性を持ったAIが登場する可能性がある」と指摘。そうなるとホワイトカラー事務職は真っ先に職を奪われ、医者も弁護士も失業の危機に瀕するでしょう。「最大で人口の9割が失業する可能性もある」と著者は推定しています。

では、一部の資本家以外は飢えて死ぬしかないのでしょうか? AIによって奪われた労働は、BI(ベーシックインカム)で補完しよう!
それが著者の提言です。AIの発達が人類の幸福へつながるためにはどうすればいいのか。気鋭の経済学者の大胆予測。

【目次】
第1章 人類 vs. 機械
「ターミネーター」は現実化するのか?/よみがえる技術的失業/なくなる職業 など
第2章 人工知能はどのように進化するか?
ディープラーニングによるブレイクスルー/ロボットの身体感覚/AIは将棋盤をひっくり返すか? など
第3章 イノベーション・経済成長・技術的失業
日本は衰退する運命にあるのか/第二次産業革命の終わりとポストモダン/AIは雇用を奪うか? など
第4章 第二の大分岐――第四次産業革命後の経済――
第四次産業革命をめぐる覇権争い/全人口の1割しか働かない未来/全ての労働者は飢えて死ぬ など
第5章 なぜ人工知能にベーシックインカムが必要なのか?
生活保護は労働者を救うか?/ベーシックインカムとは何か/財源が問題ではない理由 など

ジャンル
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春新書
ページ数
256ページ
電子版発売日
2016年07月29日
紙の本の発売
2016年07月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年09月17日

AIがもたらす未来の姿を経済学的、哲学的視点から解説した著作。近代合理主義によって到来した資本主義社会は、汎用AIの普及によって終焉し、新しい経済=機械化経済が到来するとの実は構想は壮大な著作。もっと深掘りして読んでみたい印象で、新書ではなくハードカバーの大著として構成し直すべき著作。そういう意味で...続きを読む

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人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

Posted by ブクログ 2018年06月12日

全体的にとても有用。BIに関する部分も分かりやすく、基本的な考え方を説明してくれているので役に立つ。

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人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

Posted by ブクログ 2018年03月12日

人工知能が経済に与える影響を、論理的に推測しようとする試みは参考になる。

過去何度かの産業革命と同様に、仕事の在り方を一変させるような変化が私たちを待ち受けていることは明らかだ。

ただし、BIのコンセプトが出てくると途端に怪しくなるのはなぜなのだろう。AIからBIへ的な論説が出た途端に、日本の国...続きを読む

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人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

Posted by ブクログ 2018年01月24日

確かにベーシックインカムを真剣に検討すべき状況が近づいていると思う。グローバル社会が蔓延して人間の価値をその有用性に求める度合いが究極になってしまっている状況で、このコペルニクス的転換をどのように無血革命で成し遂げていくかが、この数十年の人類の最大の課題だと思った。久しぶりに新書で良書を読んだ。

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人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

Posted by ブクログ 2017年09月14日

AIのスタートアップでのインターン面接に際し読破。
AI開発エンジニアや業界人とは全く違う経済学者からの視点でAIが今後経済にもたらす影響今後の動向を述べている。

技術的失業は避けられないがその中で生き残るクリエイティブとソーシャルインテリジェンスという2つの業界があるなどなど学ぶものが多かった。

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人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

Posted by ブクログ 2017年07月28日

人工知能、いわゆるAIの普及が経済に及ぼす影響について考察した本。とても興味深く読んだ。
AIには2種類あり、特化型と汎用型だが、この汎用型が波多津すれば、機械やロボットが自分で考えて行動することができるようになり、現在の人間による肉体労働や事務仕事のほとんどはAIにとってかわられるという。そしてそ...続きを読む

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人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

Posted by ブクログ 2017年07月19日

現在のAIは特化型で、そこまで脅威ではない
まだ未開発の汎用型AIが出てくると仕事が1割になるかも。
取り尽くし効果という概念は面白い
簡単なアイデアから使われるのでイノベーションが進むと新たなアイデアが生まれにくくなっていく
AIやロボットが発展して仕事がなくなったとき、人間は有用性の鎖から解き放...続きを読む

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人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年12月08日

人工知能の技術が発展して、経済がどう変わっていくのかを話した本
納得感はあるけど、結構普通の視点であまり新しい発想というものはない。
結局ベージックインカムという結論出し。ベーシックインカムの弱者優位性が面白かった。特に子供のあたり。

肉体労働、事務労働、頭脳労働の3種類がある、ITにより事務労働...続きを読む

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人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

Posted by ブクログ 2018年07月30日

2045年のシンギュラリティにかんして懐疑的、ベーシックインカムBIに関して最後は述べられています。流石経済学者。

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人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

Posted by ブクログ 2018年07月22日

筆者は新進気鋭の経済学者。本業はマクロ経済学。AIの登場による社会への影響を、主に雇用面から占う。特化型AIの段階では、人が創造性やもてなしを必要とする労働を担うことで人の共存は可能。しかし、汎用AIが登場すると、それらも含め全ての仕事が機械に代替される純粋機械化経済に移行するという。 少し机の上の...続きを読む

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