カラマーゾフの兄弟(上)

カラマーゾフの兄弟(上)

979円 (税込)

4pt

物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。

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カラマーゾフの兄弟 のシリーズ作品

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  • カラマーゾフの兄弟(上)
    979円 (税込)
    物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。
  • カラマーゾフの兄弟(中)
    924円 (税込)
    19世紀中期、価値観の変動が激しく、無神論が横行する混乱期のロシア社会の中で、アリョーシャの精神的支柱となっていたゾシマ長老が死去する。その直後、遺産相続と、共通の愛人グルーシェニカをめぐる父フョードルと長兄ドミートリイとの醜悪な争いのうちに、謎のフョードル殺害事件が発生し、ドミートリイは、父親殺しの嫌疑で尋問され、容疑者として連行される。
  • カラマーゾフの兄弟(下)
    979円 (税込)
    父親殺しの嫌疑をかけられたドミートリイの裁判がはじまる。公判の進展をつうじて、ロシア社会の現実が明らかにされてゆくとともに、イワンの暗躍と、私生児スメルジャコフの登場によって、事件は意外な方向に発展し、緊迫のうちに結末を迎える。ドストエフスキーの没する直前まで書き続けられた本書は、有名な「大審問官」の章をはじめ、著者の世界観を集大成した巨編である。

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カラマーゾフの兄弟(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月20日

    「この世のだれもが、何よりも自分の人生を愛すべきだと、僕は思いますよ」
    「人生の意味より、人生そのものを愛せ、というわけか?」

    胸を打たれる、素晴らしい言葉がたくさんありました。

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月07日

    今まで、この新潮社文庫、光文社文庫、岩波文庫で読んできたが、今回はじめていい調子で読み進めて「大審問官」を突破できた。さすがに四回目だからか、人物もまぁまぁ頭に入っているし、このまま行けそう。しかし、よくこんなキャラクターを生み出し、描写できるなぁ、というのは感嘆。

    0

    Posted by ブクログ 2022年08月09日

    人生でもっとも影響を受けただろう小説。再読は10年振りくらい。読む前は分量と文字の多さに読みきれるか不安になるが読み始めると面白くてどんどん進む。歳とったせいか若者たちよりフョードルやグリゴーリイの言動にひかれたのは自分でも意外。ドストエフスキーが描く恋愛って愛憎が表裏一体なところがある、とカテリー...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月25日

    大審問官の章を何度も読んだ。
    目からウロコ。
    なぜ神はパンを与えなかったのか。
    世の問題は本当にこれに尽きる

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月26日

    この訳で読んだから気付いたのか、3回以上読んだはずなので気付いたのかわからないけど、今回読み通して初めて、アリョーシャはそれほど気楽で浮世離れした青年ではなく、周りの人間に振り回され気味の苦労性な青年だとわかるようになった。

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月01日

    愛憎劇でもあり、唯神論or無神論でもあり
    サスペンス要素もあり...
    色んなカラーの濁流に飲まれる感じです。
    ぽやんと日々を過ごしている私のような日本人には

    イメージわかねぇえええええ!!!

    と絶叫したくなる場面も多々。
    でもこれは私の教養の無さが故です。
    育児の合間もあって読むのに5ヶ月かかり...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月07日

    大まかなストーリーは、さほど複雑ではないが、心理描写が重厚で、読みごたえ十分。段々クセになってきた。

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月06日

    噂に違わぬ大傑作。

    ただ、、、、読むのにこれほど体力消耗した読書経験はない。もはや途中からモンブランかエベレスト登頂を目指すような感覚だった。

    原因はドストエフスキーの文体!!

    ロシアどころか、人類そのもの、
    人間社会と歴史総てを描こうと言うマクロ的な作品であるにも関わらず、
    着ている服のボタ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年10月23日

    自分はカラマーゾフの兄弟を読むのが2回目である。
    最初は少し話題に上がった、光文社版である。
    読みやすい新訳と評判だったのである。
    非常に楽しめたはずなのだが、よく分からない部分も多々あった。
    そこで、ネット上でこちらの新潮版の方が良いという評判が多々あったので、読む事にした。
    上巻を読んだ限り確か...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年09月09日

    [ヨハネによる福音書の引用]よくよくあなた型に言っておく。一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに身を結ぶようになる。

    [始]作者の言葉
    わが主人公、アレクセイ・フョードロヴィチ・カラマーゾフの伝記を書き起こすのにあたって、わたしはいささかとまど...続きを読む

    0

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