科学的世界観の浸透によって、近代人は聖なるものの喪失という不自然な生を強いられている。世俗化する時代にあって、救済はいかにして可能となるのだろうか。本居宣長や夏目漱石、柳田國男などの作品と人生に近代における求道の跡をたどり、聖性を希求してやまない人間の宗教意識の根源に迫る。

ジャンル
出版社
筑摩書房
掲載誌・レーベル
ちくま学芸文庫
電子版発売日
2016年07月01日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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宗教の深層 ──聖なるものへの衝動

Posted by ブクログ 2011年06月20日

科学的世界観が広く浸透することで、現代の人々は「あの世」への信仰や超越的な価値などを含む宗教的世界観を受け容れられなくなっている。現代の宗教は、「葬式仏教」という言葉に象徴されるように、生きている者を心理的に慰撫する役割しか持っていない。だが、人は意味を求める動物であり、もはや素朴に宗教を信仰できな...続きを読む

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