迷走する民主主義

迷走する民主主義

935円 (税込)

4pt

4.0

戦後政治の根本的欠陥を清算するべく、民主党への政権交代はなされた。だが、政策の迷走や権力恣意的な運用により支持を失い、「改革の改治」は無残な結末へといたる。あとに残されたのは、自民党政権の圧倒的独走と、代表民主制への失望感だけだった──。政権交代とその後の政治はなぜ失敗したのか。その背景には、現代の世界的大変動のなかでデモクラシーが直面する困難がある。民主主義の意義と限界を思想的に問いなおし、日本政治の閉塞状況を打破するための条件を示す。

...続きを読む

迷走する民主主義 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年04月28日

    近年資本主義と民主主義に関する本が多数出ているのですが、著者によって視点やメッセージが随分違うので、はたしてみんなどういう意味で資本主義や民主主義という言葉を使っているのだろうといぶかっていました。たとえばヴォルフガング・シュトレークは「資本主義と民主主義の離婚」ということを言っています。またロバー...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年06月18日

    マニフェスト掲げ民主党への政権交代、この社会実験が大失敗に終わったことへの党の反省、メディアの検証もされないまま、やり過ごされようとしてる。都合の悪いものは見たくない民主党と、この社会実験を担いだメディアやオピニオンも頬かむり。各所で実害を被った国民の声の多くは、全国の有権者には未だ共有されてはいな...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2016年09月26日

    2度の政権交代を経て、自民党が政権に復帰しが、過去の自民党政治に戻ったとは必ずしもいえない。こうした政治の流れは、民主主義思想の視点からはどのように評価されるか。選挙で多数の支持を得たからといって、数に頼って自らの政策を強行するのは民主主義だと言えるのか、民主主義によっても奪えないような高次の規範は...続きを読む

    0

迷走する民主主義 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま新書 の最新刊

無料で読める 社会・政治

社会・政治 ランキング

森政稔 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す