罪と病という二重の試練を背負った子どもたち。医療少年院で、精神科医として彼らと向かい合う著者が、多くのケースとの関わりを通して、異常な行動の根底にある問題に迫っていく。なぜ、彼らは自らを傷つけ、他人を害さねばならなかったのか。想像もつかない冷酷な犯罪を犯してしまったのか。損なわれた心は回復できるのか。人との絆は取り戻すことができるのか…。だが、そこに浮かび上がるのは、決して特別な子どもたちだけの問題ではない――。圧倒的な事実の重みと、子どもたちの悲しみが胸をつく、臨床現場からの痛切なメッセージである。【目次】はじめに 社会を映す鏡としての医療少年院/第一章 回避空間の病理/第二章 親という名の十字架――愛情飢餓と命がけの自己アピール/第三章 劣等感に塗れて/第四章 運命を分けるもの――非行発現のメカニズム/第五章 社会が生み出す非行/第六章 壊れた心は取り戻せるのか?/第七章 本当の希望を取り戻すために/おわりに 明るい未来は明るい子ども時代がつくる/参考文献

ジャンル
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社新書
ページ数
280ページ
電子版発売日
2016年06月17日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
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  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

悲しみの子どもたち ――罪と病を背負って

Posted by ブクログ 2013年04月29日

■多動型
■依存型
■境界型
■自己愛型
■回避型
■親子関係の重要性
■育たなかった共感力

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悲しみの子どもたち ――罪と病を背負って

Posted by ブクログ 2009年01月25日

子どもにとって親というのがどれほど重要な存在なのか、改めて考えさせられる。親である前に一個人であることを求めてしまう男女には社会性のしっかりと備わった子どもを育てるのは至難の業。親の在り方が曖昧になりつつある現代、親の資格、あるいは大人の資格というものを再認識すべきだと思う。

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悲しみの子どもたち ――罪と病を背負って

Posted by ブクログ 2011年02月15日

 再読した。
 この手の専門家には、必要以上に情に流されないようトレーニングが課せられていると思うが、そもそも情をわけることなど、機械じゃあないんだから、無理だよね。所詮、にんげんだもん。

 著者が別名で小説を書く気持ちがわかる。

 でも、小説よりも、もっともっと現場ならではの、迷いや立ち止まり...続きを読む

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悲しみの子どもたち ――罪と病を背負って

Posted by ブクログ 2009年01月10日

医療少年院に入る少年の姿が映し出されています。
少年たちは罪を犯したものの、世論が考えているような「絶対悪」の存在ではないのではないかと考えさせられます。
厳罰のみを語り、少年法を変化させようとする世論に警鐘をならす一冊だと思います。
多角的視野を身につけたい方は是非

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悲しみの子どもたち ――罪と病を背負って

Posted by ブクログ 2008年12月28日

 某所で評判がよかったので、気になってるんですが。

***

 そして購入。読み口はあたりやすく、内容は深くという良い一品でした。

 学術的に成りすぎず、しかし冷静さを失わない視点とやるせなさが同居していて考えさせられます。

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悲しみの子どもたち ――罪と病を背負って

Posted by ブクログ 2006年10月20日

著者は精神科医として医療少年院に勤務している。本書は、そうした子どもたちの姿を伝えながら、今の子どもたちに何が必要なのかを考えさせてくれる力作。

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悲しみの子どもたち ――罪と病を背負って

Posted by ブクログ 2014年12月24日

学生時代に読んだ『家栽の人』を思い出す。器質的な原因よりも発達の過程での特異な環境の影響が強いな。この本でも主体性が強調される。自分が自分であり自分自身でコントロールするためには主体性の認知と発揮は極めて重要なのだろう。

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悲しみの子どもたち ――罪と病を背負って

Posted by ブクログ 2011年12月21日

医療少年院…そこに暮らす子どもたちの背景をグルーピングしていきます。生まれ持った性質というよりもむしろ、育ち、周辺環境に主因を見出していきます。どんな子にも無邪気な乳児期があったはず、とつぶやく段では4ヶ月の三男、謙の寝顔を見ながら、そうなんだよなと思いました。

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