台湾が激しく動いている。戦後日本は台湾に撤退した中華民国と国交を結んだが、後に中華人民共和国と国交正常化を行い、台湾は遠い存在になった。しかし、目覚ましい経済発展と見事な民主化、東日本大震災での日本への巨額の支援もあり、台湾は再び身近で重要な存在になりつつある。台湾は中国にとってのアキレス腱であり、日本にとってのジレンマだ。日中台の複雑なトライアングルの中、台湾は絶妙のバランス感覚で日中と巧みに渡り合う。二〇一六年総統選挙で劇的な政権交代を遂げた最新の姿を、政治、歴史、社会から解き明かし、冷戦期の固定観念から脱した新しい「台湾論」を提言する。

ジャンル
出版社
筑摩書房
掲載誌・レーベル
ちくま新書
電子版発売日
2016年05月27日
紙の本の発売
2016年05月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

台湾とは何か

Posted by ブクログ 2017年08月13日

とても勉強になりました。台湾の歴史的な成り立ちや中国・日本との関係性を学ぶことが、東アジアを学ぶことに直結していることに気づかされます。また、台湾史から見た、著者の沖縄への考察も洞察に満ちていると思います。

「台湾に対する思考停止」から脱却したいものです。

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台湾とは何か

Posted by ブクログ 2016年07月03日

台湾の今、温度感が伝わってくるようで、とても興味深く読んだ。
著者の野嶋氏が戴国煇、伊藤潔それぞれの『台湾』を今日でも学ぶことはたくさんありメーンの書棚からはずせないと語っているように、私にとってはこの本がそれにあたると思った。
まだまだ理解しきれない点もあり、知見をひろめていくためにこの本を指針に...続きを読む

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台湾とは何か

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Posted by ブクログ 2018年10月07日

「親日国(地域?)台湾」。これが多くの日本人が台湾について語る言葉である。しかし、著者が指摘するように、残念ながら多くの日本人は、複雑な台湾の歴史を理解することなく、ただ「思考停止」しているというのが事実ではないだろうか。台湾を等身大の台湾として理解するための入門書。これが、本書の位置づけのようであ...続きを読む

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台湾とは何か

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Posted by ブクログ 2018年01月20日

【221冊目】元朝日新聞台湾特派員だった筆者が書いた2016年発行の本。筆者がここ10年の台湾を書いたと言っているが、その10年がどのような過去に規定されていたのかという点も簡単にまとめてあるので、台湾(の特に政治)に関する入門書としては最適だと思う。

 読んでいて痛烈に感じたのは、筆者の「かつて...続きを読む

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台湾とは何か

Posted by ブクログ 2016年07月24日

現在の台湾情勢を理解するための格好のガイドブック。台湾問題をずっと取材してきた著者の視点は確か。入門書としてもオススメできるが、一読で全部は理解できないだろうな。「1992年コンセンサス」とか難しすぎる・笑

台湾人が台湾語で話すとき、日本語で話すとき、そして中国語で話すとき、微妙にそれぞれ違うなど...続きを読む

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台湾とは何か

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Posted by ブクログ 2016年10月23日

東南アジアの人たちと近現代史について胸襟を開いて話し合える日が来るのでしょうか。私は隣人である中国、韓国、北朝鮮そして台湾のことを少しでも知っておこうと思い、最近はこれらの国の歴史を少しずつ学んでいます。悲しい事実が多いですが、目を逸らさず偏らず、何が起こったのかを受け止めたいと思います。

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台湾とは何か

Posted by ブクログ 2016年08月12日

今年は台湾で民進党への政権交代かつ初の女性総統誕生。連日のニュースが気になり、本書と、祭英文と温又柔の著書を読みました。祭英文の著書からは、国内の産業や観光資源にもっと目を向けた政策を重視したい意向を感じ、温又柔の著書からはやはり中国人ではなく台湾人のアイデンティティを感じました。当人は、2年以内に...続きを読む

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台湾とは何か

Posted by ブクログ 2016年07月06日

 日本人がよく知らない台湾の政治について台湾勤務経験のある記者が語る。

 中国と争いなし崩し的に二つの国のようになっている中国と台湾。日本は明治に台湾を占領下に置いて日本の一部とし、敗戦を機に手放し、後に中国との国交を優先し台湾をタブーにした。
 現在は民主化し、かつで毛沢東と争った国民党と民進党...続きを読む

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