片桐酒店の副業

片桐酒店の副業

748円 (税込)

3pt

3.3

とある地方の商店街の一角に佇む古びた酒店。二代目店主の片桐章は、本業のかたわら、配達を副業としていた。片桐のもとには厄介な依頼が舞い込んでくる。アイドルに差し入れを、いじめる上司に悪意を、そして未来の自分に届け物を。無理難題にも真摯に対応していく片桐だったが、彼もまた心に大きな忘れ物を抱えていた。なぜ酒店の店主が毎日黒いスーツで黙々と働いているのか?
その秘密は彼の隠された過去にあった――。

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片桐酒店の副業 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年10月08日

    法に触れない限り「何でも」配達する酒屋の話です。
    トンデモな店が舞台なわりにものすごく突飛な内容なわけでもないのですが結構面白く読めました。
    ハラハラもしないし日常のちょい延長線上みたいな感じ?

    個人的には悪意を送る話が1番面白かったです。
    出てくる人がことごとく黒い上にそれが妙にリアル(笑)
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    0

    Posted by ブクログ 2018年01月30日

    昔ながらの商店街にある酒屋さんが、何でも運ぶ配達業も副業でやっている、という話。
    配達物一つ一つに各々ドラマがあるので、この設定でいくらでも話ができそうなスタイルだなと思った。
    主人公の片桐は心の傷が癒えない陰があるクールな男で、なんとなく作者は女性だろうなと思っていたら案の定女性だった。
    正直そこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月13日

    『片桐酒店の副業』
    徳永圭 著

    舞台は岐阜県の地元に根ざした商店街に佇むとある酒屋。
    昔ながらの個人商店の店構えには似合わない、ダークスーツに白シャツ。およそ客商売に向かない仏頂面な店主。
    酒屋の副業に法を犯さぬ範囲の運び屋。その名も「困ったときのまごころ便」

    全5章のさらりとした爽やかさすら感...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年04月06日

    短編集。
    「困ったときのまごころ便」
    すべてに絶望し、生きる気力もないままに日々を過ごしていたときに父が死んだ。
    稼業である酒店と配達業も引き継いだ片桐は、徐々に持ち込まれる件数が増えていくワケあり荷物と格闘する毎日だ。
    過去に何があったとしても、どんなに悔やもうとも、起きてしまったことを変えること...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年06月15日

    帯のあおり文句があまり適切ではないですね。どんでん返しがあるような物語ではないし、長編と銘打たれてるけど、いわゆる連作短編です。
    酒屋の副業である必然性をあまり感じなかった。本業ではないことが重要なのかな。各短編は何を運ぶのかで結構温度差があります。「悪意」がやっぱり一番面白かった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年03月16日

    ブックファーストのオススメ本。とある過去を背負った酒屋のおにいさんの連続短編集。気軽にさらっと。背負っているものは重たいけど、副業を通して乗り越えていく。酒屋の話なのでお酒の話しを少し期待していたのだけど、殆どでてこなかった笑。

    0

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