とある地方の商店街の一角に佇む古びた酒店。二代目店主の片桐章は、本業のかたわら、配達を副業としていた。片桐のもとには厄介な依頼が舞い込んでくる。アイドルに差し入れを、いじめる上司に悪意を、そして未来の自分に届け物を。無理難題にも真摯に対応していく片桐だったが、彼もまた心に大きな忘れ物を抱えていた。なぜ酒店の店主が毎日黒いスーツで黙々と働いているのか?
その秘密は彼の隠された過去にあった――。

ジャンル
出版社
KADOKAWA / 角川書店
掲載誌・レーベル
角川文庫
電子版発売日
2016年05月25日
紙の本の発売
2016年05月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ

片桐酒店の副業

Posted by ブクログ 2016年10月08日

法に触れない限り「何でも」配達する酒屋の話です。
トンデモな店が舞台なわりにものすごく突飛な内容なわけでもないのですが結構面白く読めました。
ハラハラもしないし日常のちょい延長線上みたいな感じ?

個人的には悪意を送る話が1番面白かったです。
出てくる人がことごとく黒い上にそれが妙にリアル(笑)
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片桐酒店の副業

ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年06月02日

酒屋を営んでいるが、法に触れない限りなんでも配達するまごころ便の副業。
美しい表紙に惹かれて読んだのですが、読みすすめると内容が辛くて。
片桐は様々な届け物をするたび自分と向き合ってる。己の傷を確認しながら。
ラストは霧が晴れたようでした。そして目頭が熱くなった。

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片桐酒店の副業

Posted by ブクログ 2018年01月30日

昔ながらの商店街にある酒屋さんが、何でも運ぶ配達業も副業でやっている、という話。
配達物一つ一つに各々ドラマがあるので、この設定でいくらでも話ができそうなスタイルだなと思った。
主人公の片桐は心の傷が癒えない陰があるクールな男で、なんとなく作者は女性だろうなと思っていたら案の定女性だった。
正直そこ...続きを読む

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片桐酒店の副業

Posted by ブクログ 2018年01月13日

『片桐酒店の副業』
徳永圭 著

舞台は岐阜県の地元に根ざした商店街に佇むとある酒屋。
昔ながらの個人商店の店構えには似合わない、ダークスーツに白シャツ。およそ客商売に向かない仏頂面な店主。
酒屋の副業に法を犯さぬ範囲の運び屋。その名も「困ったときのまごころ便」

全5章のさらりとした爽やかさすら感...続きを読む

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片桐酒店の副業

Posted by ブクログ 2017年04月06日

短編集。
「困ったときのまごころ便」
すべてに絶望し、生きる気力もないままに日々を過ごしていたときに父が死んだ。
稼業である酒店と配達業も引き継いだ片桐は、徐々に持ち込まれる件数が増えていくワケあり荷物と格闘する毎日だ。
過去に何があったとしても、どんなに悔やもうとも、起きてしまったことを変えること...続きを読む

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片桐酒店の副業

Posted by ブクログ 2016年06月15日

帯のあおり文句があまり適切ではないですね。どんでん返しがあるような物語ではないし、長編と銘打たれてるけど、いわゆる連作短編です。
酒屋の副業である必然性をあまり感じなかった。本業ではないことが重要なのかな。各短編は何を運ぶのかで結構温度差があります。「悪意」がやっぱり一番面白かった。

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片桐酒店の副業

Posted by ブクログ 2016年05月30日

「法に触れない限り何でも配達します」と掲げる岐阜の酒店。店主の片桐は愛想の悪い、黒スーツの若い男で、レジ係はお酒に詳しくないフサエさんのみ。
短期バイトに応募した大学生の丸川が主人公で、仏頂面店主に振り回されつつ妙な依頼をこなしていくのかと思いきや違った。暗い過去を持つ店主こそ、電話かけまくったり沖...続きを読む

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