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Posted by ブクログ 2013年05月05日
福永武彦のいちばんの名作と紹介されて、読みました。
いくつものテーマと、いくつもの時空と
死とか愛とかのテーマの下に、最も大きく広がる原爆。そして全体の根底を流れる、うすくて広いまた他のテーマと…
とても複雑だけれどこの形で描くことのできる福永武彦はやっぱりすごい。
何度も読み返してもっと考えなくて...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月09日
◆ 過去と終わりに向かって 男は旅立った ◆
分厚い二冊を一挙に読んだ。
一昼夜の 特別な体験だった。
男が列車に乗って広島まで行く。それだけの話。
ヒロシマはシノシマでもある。原爆がからんでいる。
時空が分解され渦巻くように集約していく。
三人の登場人物 相馬鼎、萌木素子、相見綾子の名前は ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年06月19日
「島」という絵を通じて相馬が知り合った女性-広島で被爆し心と体に深い傷を負った芸術家・素子と彼女と暮らす美しく清楚な綾子、双方に惹かれてしまった彼の許に二人が広島で心中したという報せが届く。これは一日の物語であり、一年の出来事であり、一生の話であり、一人類へ与えられた悠久の啓示でもある。文学史に燦然...続きを読む
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