福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得

福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得

781円 (税込)

3pt

4.0

逞しく成長していく若き幕末商人の熱き物語。

長年仕えた店主に気に入られ、勘七は養子になって日本橋の紙問屋永岡屋の主となった。その頃、小諸藩から藩札を納めるという依頼が舞い込んでくる。大仕事に沸き立つ永岡屋だったが、藩には跡継ぎを巡って二分する内紛があった。ある日、店は襲われ藩札は奪われてしまい、父親の善五郎はその時のけががもとで、亡くなってしまう。小諸藩からはわずかばかりの金が払われただけで、2千両もの借金を背負ってしまった。
桜田門外の変で殺された親友の直次郎の墓に詣でた勘七は、紙の手配で話を交わしていた弘前藩のご祐筆・松嶋に会う。直次郎は、松嶋の従弟だった。松嶋は、本名のお京となって実家の日本橋松嶋屋に戻ってきていた。仕事の話をするうちに、二人は心を通わすようになる。
官軍との戦争が始まると噂される江戸は、景気と治安が悪くなる一方だった。勘七は、新三郎や紀之介、勝麟太郎、浜口儀兵衛といった人々との交流を通じて、商いを学んでいく。巨額の借金をどう返済していくのか。
そして、お京との仲は。
友情あり、恋あり、涙あり。熱い思いに満ちた、幕末青春ビジネス小説。
『旅立ち寿ぎ申し候』で刊行された単行本の書名を変更しました。

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福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年03月17日

    小諸藩が出てくるとのことで読む。
    桜田門外の変、小諸藩の御家騒動など歴史に翻弄されながらも逞しく成長していく江戸商人の物語。
    一気に読めました。

    0

    Posted by ブクログ 2018年09月19日

    幕末に生きる勘七、新三郎や紀之介、直次郎の4人の幼なじみである若者たちの友情あり、恋あり、涙ありの青春ビジネス小説。テレビドラマを観るかのようにさくさくと読めた。
    冒頭で、仲間だった一人・直次郎は武士に憧れ商人(あきんど)から彦根藩下級武士になり桜田門外の変で命を落とす。彼は悔いていないかのように笑...続きを読む

    0

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