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本書では万葉集に詠まれた植物の中から草本60種を紹介しました。万葉集に登場する植物を国文学と本草学の考証のみならず、生薬学や薬用植物学の知識まで導入して解説したため、類書とはひと味もふた味も異なる内容になっています。現代人が美しいと思う花であっても、古代人はまったく別の部位に関心を寄せていたことがわかります。古代人の目線を意識した本書は、驚きと新しい発見でいっぱいです。
Posted by ブクログ 2018年10月31日
「秋の野に 咲きたる花を 指(および)折り かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 をみなえし また藤袴 朝顔の花」(山上憶良)万葉集、子供の頃学校で習って一部空暗記してましたが、草花の味わい、この年になってやっと末席の仲間入りをさせていただいたような気がします(^-^...続きを読む
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