微笑む人

微笑む人

545円 (税込)

2pt

エリート銀行員の仁藤俊実が、「本が増えて家が手狭になった」という理由で妻子を殺害。小説家の「私」は事件をノンフィクションにまとめるべく、周辺の人々への取材を始めた。「いい人」と評される仁藤だが、過去に遡るとその周辺で、不審な死を遂げている人物が他にもいることが判明し……。理解不能の事件の闇に挑んだ小説家が見た真実とは!? 戦慄のラストに驚愕必至! ミステリーの常識を超えた衝撃作! 解説/末國善己

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微笑む人 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年09月06日

    「怖いもの見たさ」で最後まで一気に読んでしまった作品。
    貫井徳郎さんはこの本から入ったけど、独特な物語の進行と硬めの文章で好き嫌い分かれそうだな、と。。。

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    Posted by ブクログ 2022年05月05日

    人の気持ちなんて分からなくて突然だ。

    人は信じたいものを信じる。
    当たり前だけど、それが結果的に盲目的に物事を見ることになる。
    仁藤という犯罪者の動機が理解ができない。それを「私」は理解しようと仁藤の過去を調べていく。
    すると不可解な死が仁藤の周りで起こっている。

    結末で今まで「私」と読者達は何...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月27日

    「人の心はわからない」というテーマがあると思いました。調べれば調べるほど仁藤の真相に近づいていくようでしたが、最後の最後にパンと突き離されるような感覚になりました。

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    Posted by ブクログ 2023年08月06日

    潜れば潜るほど、仁藤という人物がわからなくなり混乱する。
    読後のモヤモヤこそが仁藤の不気味さを最後に際立たせていて、彼の人間性に深みが出ていると感じる。
    人間(他者)の全てを知ろうなんて無理なのだ。

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    Posted by ブクログ 2023年02月14日

    2020/08/19
    #微笑む人
    #貫井徳郎
    人を殺めるって信じられないぐらいの恨みがあってのもの
    かもしれない、
    だけどそうではない理由もあるってこと。

    #book #本 #小説

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    Posted by ブクログ 2023年01月24日

    読み終えた時カミュの「異邦人」の不条理を思い出した。スタイルもストーリーも全く異なるけれど、人間の不可解さ、納得感が得られない不気味な存在であることがザワっとした感覚として残る。人間は、自分に都合のよいようにバイアスをかけて「解釈」して生きているのだと。

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    Posted by ブクログ 2022年07月22日

    定期的に訪れる貫井さんの作品。
    貫井ワールドには中毒性があるのよね。

    『慟哭』ほどではないけど、たまに表れる難しい言葉は貫井さんらしさを感じる。
    「訥々」とか読める?意味わかる?
    「のうのう」でも「ないない」でもないよ。

    内容も貫井さんらしいやつ。
    殺人事件が起きて、それを追っていくパターン。
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    Posted by ブクログ 2022年06月22日

    微笑んでいるっていい感じがするのにね。
    外見だけではわからないということなの?
    他人の考えてることなんてそもそもわかるわけないということだよね。こうなんだろう、こうじゃないかな、と想像して期待するから、そうでなかったときの落胆が……。

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月21日

    理解できないことは、怖い。

    だからこそ、マイノリティは標的にされやすいんだろうな。
    みんなわからないから、自分なりの物差しで図ろうとして、まったく見当違いな分析をしてしまう。

    0
    購入済み

    もう少し

    2016年06月05日

    結論を読者に任せるのはいいが、そのためには全ての情報を開示するべきだと思う。
    主人公の「私」にはもう少しやるべき事(やれる事)があったと思う。
    主人公には時間の制約があったわけでは無いので、この結末で筆を置く理由が全く無い。
    さすがに文章は上手く、実際のワイドショーを見せられている気分になる。全体の...続きを読む

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