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AI(人工知能やロボット)の歴史や現状を踏まえながら、AIと人とのかかわりを分析した解説読み物です。AIは人間の仕事を奪うという悲観論でも、夢物語でもなく、冷静に分析します。テクノロジーに偏ったり、感覚に訴える感情論でもなく、AIの在り方を探ります。
本書を貫くテーマは「AI・ロボットは人類を救うか?」です。これに対する著者の考えは、人類を救うためには、「心を持ったAIがカギとなる」というものです。処理能力の向上、扱えるデータの大容量化、テクノロジーの単なる組み合わせだけでなく、脳に近いアーキテクチャの進化が必要になると考えています。
Posted by ブクログ 2018年10月11日
読むのに1年程度かかってしまったが、素晴らしい一冊だった。
シンギュラリティ、コネクトーム仮設、人間原理、宇宙はコンピュータシミュレーション、といった様々な仮説をそれぞれ紹介するだけでなく一歩深堀していておもしろい。
AIに関する思索について、これまで読んだ中では最先端で、「意識」や「心」の正体にも...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年02月05日
AI、人工知能。最近、よく目にするようになったキーワードについて理解が深まるかと思ったが、「心」とは何か、「心」をプログラムによって再現できるか、という内容が印象的だった。(タイトルで気づくべき)
科学技術としての側面だけではなく、哲学や脳科学の見地から考察と解説がされており、ぼんやりしたAIや...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月08日
4万年前の洞窟の壁画からギリシャ時代をへて、「ロボット」や「人間の意識」についての考察をたどり、現代の「脳科学」や「人工知能」へたどり着く。巨人の肩の歴史を哲学やSFそして情報工学や脳科学などから数多くの引用を行い振り返ると共に未来を展望します。AIなどが普及して人間がいちいち判断しなり失敗が無くな...続きを読む
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