「無限」に魅入られた天才数学者たち

「無限」に魅入られた天才数学者たち

数学に無限は付きもののように思えるが、では無限は数なのか?数だと言うならどのくらい大きい?実は無限を実在の「モノ」として扱ったのは19世紀の数学者、ゲオルク・カントールが初めてだった。カントールはそのために異端のレッテルを張られて苦しみ、無限に関する超難問を考え詰めたあげく精神を病んでしまう……常識が通用しない無限のミステリアスな性質と、それに果敢に挑んだ数学者群像を描く傑作科学解説。

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「無限」に魅入られた天才数学者たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年01月25日

    『無限』について、どんな種類があるか。
     その証明方法がエレガントです。
     直感に反するので、騙されてるような気がするのですが・・・

    ◇整数と有理数では、どちらが数が多いか。
     考えるまでもなく有理数だと思うのですが
     何と、整数と有理数では"同じだけ"あるのですね。
    工夫すれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月31日

    めちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃおもしろい。無限とその宗教的文脈にまつわる多彩な知識に触れられることも魅力だし、何よりそこには登場人物やそういった背景すべてが影響し合っていく壮大なドラマがある。やがて、ゲオルク・カントールの人生を中心に、一旦の物語は収束していく。映画化したら絶対おもしろい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年02月13日

    頭脳明晰でありながら神経質で激しい気質を持つゲオルク・カントールは、自らの提唱した「カントールの連続体仮説」に魅入られ、そして苦悩を強いられた。彼は精神病を患い、入退院を繰り返した末にやつれ果てて死んだ。これは彼の生来の気質によるものなのか、彼ら天才数学者たちを狂わせる力が、「無限」に秘められている...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月03日

    無限、という、それこそ無限に妖しい光を放つ世界に踏み入れ、そこにはまっていった天才たちの生涯、そしてその功績を追った本。
    学問としての数学が好きでなくても、翻訳者の青木薫氏による読みやすい日本語で、何となく理解できた感じで読み進められる一冊。

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