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Posted by ブクログ 2019年04月22日
ピンザとは宮古島の言葉でヤギの事を指すようです。でも本作は創作なので宮古島とは無関係です。
わざわざそういう書き方をするという事は、この本がその島を題材にしていたら著しくマイナスになるという事です。外部から新しい血を入れたいという心と、それに反して島の秩序を乱す方向になる可能性のある風はいらないとい...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年12月19日
「ピンザの島」ドリアン助川
大人の夢の物語。苔色。
サラリーマンの夢といったら脱サラで、脱サラといったら田舎で有機農業、みたいなひとつのパターンがありますが、
それを題材にしつつ”田舎でやってこうなんて簡単に考えると人生挫折するぜ”と釘を刺すようなストーリーです。
読ませ方がうまくてさらっと読み切...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年07月14日
3人の若者が、工事現場のアルバイトをするために離島に向かう。そこには、コンビニはおろか1軒のお店も無く、携帯電話は通じない。そして、そこにはピンザ(やぎ)が住んでいる。
離島でパラダイスのような自然のなか、自由に生きるイカレタ生活。そんな小説になっていくのかと思っていたら、そうではなかった。
若者た...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年05月13日
装丁がきれい。本の中身そのまま。主人公が見る・経る風景の描写がきれい。
島の生活に憧れもあったりするが、見ないといけないものやらないといけないものが都会より多い分、関係性も密に入りくだっていくんだろう。
途中で挫折しそうになったんだけど、それは文章が読み難いとかじゃなくて、主人公の進む方向を見る...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月03日
『あん』を読んでドリアン助川の作品の良さを感じたので新刊も読んだ。いろいろな事情を抱える男女3人が見知らぬ島で働き、命の大切さなどを学び、それぞれが成長していく姿を描いている。途中、残酷なシーンがあり泣いてしまったが私たち人間が生きていくためには命をいただく事は必要なので、受け止めるべきだと自分自身...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月26日
一気読みした。
最近、軽めの本が多かったから、しっかり読んだという満足感。
ただ、最後が物足りなかった。台風後の島の様子を書いてほしかった。書かれていないのが良さなのかもしれないけれど、手紙の内容とか先生のこととかいろいろ気になって……。
「命あれば」とよく言われえるけど、ほんと生きてさえいれば...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年06月14日
とある島で暮らすことを決めた若者の話。
自身の弱さを知っているだけに、生きづらい人生を送ってきた主人公。島は閉鎖的な空間にありがちな住む人たちだけのしきたりがあり、人間関係があり、余程のことがない限りよそ者を歓迎することはないと思える。
そこで、死んだ父親の夢であったチーズを、かつての父の親友と完成...続きを読む
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