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Posted by ブクログ 2016年01月17日
圧倒的な、何が本当で何が嘘かもわからないまでに該博な知識と、人間としての魅力に富んだ登場人物たち。謎と、読み進めずにはいられない引力のようなものがそこへ塗り込められたように加わり、次から次へとページを捲らせる。気付かぬうちに、幻想と現実が絡み合う中へ誘われている。まだ上巻しか読み終えていないが、下巻...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月09日
双子で二人の主人公の語る時間・観点が異なり
振り返りと追いかけが平行して動く物語の中
私が今年これまで読んでいた著者の作品に比べると
美しくも濁ったような粘り気のある妖しさ、
スピード感には多少欠ける気がするが、
「あなた誰?」の章が、どうかかわるのか。
また、あの人がこの人というのが明かされ、
驚...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月20日
私的に、2015年に読んだ本ではナンバーワン。
1920年代の物語。ウィーンに生まれた双生児、ゲオルクは貴族の跡取りとして育てられ、ユリアンは世間から隔絶された館で育てられる。
これは、なんというジャンルに分類すればよいのでしょうね。幻想的であり、猥雑であり、醜くも美しくもある執着と呼べる感情が...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月19日
再読ですが面白かったです。
というかほぼ新しい気持ちで読みました。。
結合双生児だったゲオルクとユリアン、分離したからはゲオルクは一旦表舞台へ、ユリアンは無き者としてこっそり成長しました。
ゲオルク、ユリアン、そしてパウルの3人の章がそれぞれ進んでいくのですが、まだどのように絡み合ってくるのかわから...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年10月10日
書く作品書く作品すべてが代表作といってもいい奇蹟の作家。
作者の入れ込む結合双生児というモチーフを題材に落とし込みながら、往時の風俗、幻視の街、執着にも近い感情を、小説に織物していく。
陶酔するしかない。
ゲオルク―「きみ」(エーゴン・リーヴェン)
ユリアン―ツヴェンゲル
ぼくはきみを慰めたいの...続きを読む
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