リサは田舎から出て都会の女学院に通っている女の子。 帰省して実家のホテルを手伝っていると、見た事もないようなお嬢様が“父親”に伴われてやってくる。 一緒に遊ぶうちに、自分より何もかもが恵まれているような彼女に、妬ましさや様々な想いをぶつけてしまうリサ。 だが、ある秘密を打ち明けられて──。 衝撃的な展開に瞳目せざるを得ない表題作『月と泥』。 他にも、かつて同士として軍役に就いていたが、今は国賊とし捕らえられた側の笹島と、捕らえた側の具同の心震える物語、『六花にかくれて』、“かわいい”で繋がる、女の子同士の共通項に馴染めない女子高生を描く『好きの海の底』、冴えない30路OL×仕事人間?『しあわせにしてほしい』…等々、女子ならではの奇麗さと相反する汚さ… 複雑な想いを鋭い筆致で描く著者ならではの作品集。 百合の世界は一筋縄ではいかないことばかり。

ジャンル
出版社
一迅社
掲載誌・レーベル
コミック百合姫
電子版発売日
2015年06月12日
紙の本の発売
2013年05月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
  • Win PC
  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

月と泥

Posted by ブクログ 2013年08月10日

前作『裸足のキメラ』と同様に大北紘子という作家の魅力であるresistanceとliberationの物語が詰め込まれた作品集。大北紘子作品においてliberationとは幸せではなく救いであり、それはresistanceによってしかもたらされない。その事をきちんと物語として描ききったのが表題作「月...続きを読む

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