【第36回すばる文学賞受賞作】学歴も経験も関係ない。すべての評価はどれだけ家を売ったかだけ。大学を卒業して松尾が入社したのは不動産会社。そこは、きついノルマとプレッシャー、過酷な歩合給、挨拶がわりの暴力が日常の世界だった……。物件案内のアポも取れず、当然家なんかちっとも売れない。ついに上司に「辞めてしまえ」と通告される。松尾の葛藤する姿が共感を呼んだ話題の青春小説。

ジャンル
出版社
集英社
掲載誌・レーベル
集英社文庫
ページ数
192ページ
電子版発売日
2015年06月05日
紙の本の発売
2015年02月
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
  • Lideo
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  • iOS
  • Android
  • ブラウザ
  • DB50

狭小邸宅

ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年12月02日

不動産仲介の世界に入り、業界を知るためにこの本を手に取った。書いてある内容は非常にリアルで厳しいが、感情移入してしまいあっという間に読んでしまった。
最初は不動産を売ることができず、罵倒されて日々悩む営業マンの苦悩の日々、後半はある先輩に出会い主人公が変わっていく姿が描かれる。業界用語にも詳しくなる...続きを読む

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狭小邸宅

Posted by ブクログ 2017年09月15日

前半のブラック企業部分の真に迫る感じ、作者の実体験か何かが反映されているとしか思えない。
しかし家が売れてからの後半の方がむしろ主人公が人間性を喪失して虚しさが増していく。不動産業界は闇。

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狭小邸宅

Posted by ブクログ 2017年02月05日

ブラック企業の代表のような不動産会社で働く主人公は、まったく家が売れない。しかしなぜか会社を辞める気にはなれない。新しく配属された支店の課長の指導で徐々に売れる営業マンに変わっていく過程が面白い。しかしエース社員になった後の主人公の心には以前とは違う空虚感が広がっていく…。その描き方も上手い。

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狭小邸宅

Posted by ブクログ 2016年10月10日

某東証一部上場ハウスビルダーがモデルと思われる小説。超絶ブラックな住宅営業のディティールは必見。ひとつの成功体験から徐々に自信を深めていく描写も上手い。

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狭小邸宅

Posted by ブクログ 2016年04月05日

「お前は自分を特別な存在だと思っているが、お前は特別でも何でもないし、何者にもならない」

 資本主義社会において市場が労働者に開放されてからというもの、資本をもたない労働者は自らの労働力という資本を使って市場というフィールドに参加することができるようになった。
 仕事がこれほどまでに人生を多くを占...続きを読む

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狭小邸宅

ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年01月17日

数字のプレッシャーに負われ、上司から罵倒される不動産仲介会社の厳しい職場環境を描いた小説。

作品自体面白くあっという間に読み終えてしまうが、最後の城繁幸氏のレビューがまた秀逸だった。

厳しい職場環境で苦労する人も多く、最初はなかなか結果が出なくても、必死になれば結果が出る時もくる、けれど人間関係...続きを読む

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狭小邸宅

Posted by ブクログ 2015年10月12日

仕事柄、「不動産営業」を目指す求職者と、会社の両方に会う事があるので、読んでみた。
相場や案内方法、メンタリティーなど、非常にリアルに描写されており、読んでいて衝撃を受けた。もちろんフィクションなところはあるだろうが、このシビアな環境でやっていける人達は本当に尊敬する。
主人公の松尾は、有名大学卒業...続きを読む

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狭小邸宅

Posted by ブクログ 2015年09月20日

不動産の営業の裏側を面白おかしく暴くことが趣旨かと思ったが、読んでみてどうもそうではないと感じた。業種を問わず、営業の仕事に関わる人なら、読んで損はないと思う。仕事の意味を考えさせられた。特に、売れない営業マンの主人公に対して、売れない理由を淡々と説明する豊川課長の言葉に思わず唸った。

結末があっ...続きを読む

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狭小邸宅

Posted by ブクログ 2015年02月25日

2015/02/25-03/01
本来の読書の楽しみを教えてくれる。暇つぶしの楽しさである。
仕事とは、生活資金の調達と自己有用感の確認。人とのつながりを楽しめなくっちゃね。

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狭小邸宅

Posted by ブクログ 2018年06月07日

新卒で不動産会社に就職した『松尾』。まったく物件が売れないことから、上司からパワハラを受け、それでも何となく営業を続ける日々。異動先でも退職を促されながら、何とか不人気の狭小住宅を売ることができた。その日を境に、上司からの手ほどきもあり不動産営業にどっぷりと浸かる。
一方で大切なものを失い、言いよう...続きを読む

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