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黒船来航に端を発する近代国家への急速な発展、第二次世界大戦敗北後の奇跡の経済成長、そして2011年3月11日の東日本大震災後に人々が見せ続ける粘り強さ。たび重なる「災いを転じて」、この国はいつも並外れた回復力を発揮してきた――。名門経済紙《フィナンシャル・タイムズ》の東京支局長を務めた英国人ジャーナリストが、3・11を起点として描き出す日本の実像とは? 近・現代史への確かな理解をもとに、安倍晋三、稲盛和夫、村上春樹、桐野夏生、古市憲寿ら著名人から東北の被災地住民まで、多くの生の声と豊富な経済データを織り交ぜ、日本の多様性と潜在力を浮かび上がらせる。海外メディアの絶賛を浴びた画期的傑作。
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Posted by ブクログ 2014年12月31日
「日本論の新・決定版」
書評は偽りでなかった。文句なしにおもしろいの五つ星評価。「災い転じて福となす」のことわざを引用した東日本大震災のレポートから始まり、「島国」「明治維新」「失われた20年」「小泉純一郎」等のキーワードでなぜ今の日本がこうなったかがわかる。しかも無味乾燥でない文で。藤原正彦氏、村...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月14日
2014年111冊目。
黒船襲来、第二次世界大戦における敗戦、そして3.11、日本が直面してきた困難と、そこからの再起をフィナンシャルタイムズの東京支局長であった著者が描き出している。
「日本は言われるほどの停滞をしていない」という意見には励まされ、逆に「期待されていたほどの成果が出せていない」と...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年10月06日
外国人の目で、分かりやすく日本の近代、戦前、戦後を総ざらい。
第4章、「なぜ日本は戦争に向かったか」は、日本が戦争に至った(至らされた?)状況がよくわかる。
欧米に肩を並べたいが、認めてもらえず、劣等感が不満に変わる。日本ばかりが牽制されると思い込み、暴発し、ついには太平洋戦争に至る。
アジア侵攻も...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年01月02日
Financial Timesのアジア編集長にして元日本特派員のDavid Pilling氏、日本を巡る渾身の論考、世界的にもかなり売れているらしい。
第1章、津波の章だけでも読む価値があるが、本書のもっとも魅力的な点は、日本という類まれなる秩序と繁栄を手にした国に対する最大限の敬意を表明しつつも...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月15日
著者は、フィナンシャル・タイムズの元東京支局長。東日本大震災の体験をきっかけとして、この本を執筆した。
主なテーマとしては津波と東日本大震災、著者が考える日本の歴史、現在の日本について考察している。震災以降、日本に対する海外の見方は悲観的だが、日本は決して衰退していないと説く。日本はこれまで、何度も...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年03月22日
黒船、敗戦、バブル崩壊、3.11と多くの国難に見舞われながら、その度に立ち上がってきた日本という国と日本人の物語である。上下巻に分かれている。原題は『Bending Adversity: Japan and the Art of Survival』そのまま訳すと「災い転じて福となす:日本とその生き残...続きを読む
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