Posted by ブクログ 2015年05月05日
グロくて絶望的な世界描写が延々続く話かと思いきや、わりあいハッピーエンドで読後感が清々しい! 驚いた。
中身は、エヴァンゲリオンとバイオハザードとウルトラマンと『ジュマンジ』のごった煮といった様相を呈している。しかし、徹底的に作り込まれた設定お科学考証のおかげで、猥雑さも過剰にはならず、説得力があ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月30日
―――旅客機の墜落事故。乗客全員が死亡と思われた壮絶な事故現場から、諸星隼人は腕一本の状態から蘇った。
一方、真空と磁場と電離体からなる世界で「影」を追い求める生命体“ガ”は、城壁測量士を失い地球へと到来した。
“ガ”は隼人と接近遭遇し、冒険を重ねる…。人類が破滅しようとしていた。
新興宗教、...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年12月12日
【再読】新刊当時に読んだときは、「なんじゃこりゃ?」的な読後感だったが、ここ5〜6年でリテラシーが向上したのか、今回の再読は文句なしの五つ星。
不慮の飛行機事故で光の国(?)の使者と合体(共生)を余儀なくされた主人公モロボシハヤトと悪の化身(?)「影」との血沸き肉躍る…ならぬ、粘液沸き腐肉踊る戦いを...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
SFアクションホラーとでも言うのでしょうか、強烈なグロ・戦闘描写と、一方の主人公である『ガ』達『一族』の描写が鮮烈な作品です。
結構分厚い本なのですが、読み始めるととまらない。私がアクションホラー系の作品が好きだということもありますが、描き出される世界観の妙、お話のところどころにでてくる様々な作...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
旅客機の墜落事故。乗客全員が死亡と思われた壮絶な事故現場から、諸星隼人は腕一本の状態から甦った。 一方、真空と磁場と電離体からなる世界で「影」を追い求める生命体”ガ”は城壁測量士を失い地球へと到達した。”ガ”は隼人と接近遭遇し、冒険を重ねる…。人類が破滅しようとしていた。新興宗教、「人間もどき」。血...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年04月01日
乗客全員の命が絶たれたと思われた旅客機の墜落事故。壮絶な事故から生還した諸星隼人は、世界を襲う未曽有の危機に直面する。
一方、真空と磁場と電磁体からなる世界の住人「ガ」は、「影」を追い求める
あまり地球へと飛来する…
小林泰三の長編は初読。
「ガ」が住まう真空と磁場、電磁体からなる世界がとても刺激...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月18日
全員が死亡したと思われた旅客機の墜落事故。諸星隼人は左腕一本だけが残った状態から甦った。しかし生還後、彼は妙な夢と目覚め後の傷や出血に度々悩まされる……。一方、真空と磁場と電離体からなる世界で、辺境での巡回警備に着いていた生命体“ガ”は、「影」を追う任務を帯びて地球に到来する。諸星と接近遭遇した“ガ...続きを読む