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Posted by ブクログ 2016年09月19日
スウェーデンの刑事マルティン・ベックのシリーズ1作目。
1960年代の刑事達の地道な捜査、すぐ胃が痛くなっちゃうし、風邪もひきやすいベック刑事が、運河の泥から見つかったアメリカ人女性の事件を粘り強く捜査してく。
半分過ぎまで、手掛かりが何もないままですが、全然飽きないで読めます。社会派という売りで...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月15日
巻末にヘニング・マンケルの献辞が収録されており「ヒーローはいない」と書かれてある。マルティン・ベック・シリーズは中央本庁刑事殺人課の捜査官の面々が普通に仕事している様が描かれている、と言う事を一言で表した言葉だろう。このシリーズを読んでいると、巡回警官(パトロール警官)が結構間抜けと言うか、仕事さぼ...続きを読む
粘り強く、忍耐強く、地道に捜査をする刑事たちをえがいた刑事ものです。大仰なキャラの刑事も、名推理を披露する人もいませんが、大好きですこのシリーズ。あと読んでて思ったのが、日本人が書いたんじゃないかと思うくらい、登場人物たちの言動に共感できます。お勧めです。
Posted by ブクログ 2014年11月08日
本シリーズを読まずして警察小説は語れない。
「忍耐という美徳の物語」は、ヴァランダー・シリーズにも共通している。被害者を特定することに始まり、リストを潰し関係者に話を聞き、焦りと苛立ち、不眠や疲労に悩まされる半年間の捜査時間が、等身大の刑事の目線でシンプルに描かれる。派手さはないが、堅実な展開と魅...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月13日
ロゼアンナじゃなくてロセアンナになった。
ということでマルティン・ベックシリーズ新訳第ニ弾。
ただしシリーズとしては第1作目。
第4作『笑う警官』(既述)を読みなおしたあとだと、
まだこの時点では切れ味があまりよくなかったんだな、と感じてしまう。
謎解きが主で、描写の小ネタがきいていない。
とは...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月25日
捜査にほとんど進展がない期間をじっくりと書いているのが耐えられればとても面白いと思います。
実際に国際的な部分のある事件って、インターネット以前の世界ではこのくらいじりじりと経過していってたんだろうなぁ。
携帯電話もインターネットも無いころを思い出せるかどうかで、評価が変わりそう。
正直、生まれた頃...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月29日
以前は北欧ミステリといえば、マルティン・ベックシリーズを指した。本作は1965年発表の記念すべき第一作。
スウェーデンを遊覧中のアメリカ人女性ロゼアンナ(新訳ではロセアンナ)が遺体となって海から引き上げられる。警視庁殺人課のベックやコルベリらは捜査を開始するが、ロゼアンナが殺害された状況は依然とし...続きを読む
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