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Posted by ブクログ 2018年06月26日
『約束もしないで誰かをひたすらに待ち続ける』
不思議。と一言で片付けて仕舞えばこの物語は終わってしまう。
ただ素晴らしい眠りを提供するためだけに作られたオテルは、客従業員全員が心から安眠快夢を望み、それぞれの思考に影響を及ぼすくらい不安定なバランスで成り立っている。
主人公はまるで自分は無害で...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年07月03日
好きすぎて、読むのもったいなくてゆっくり噛み締めながら読んだけど
さくっと読めちゃいます。
偶然にも正反対姉妹のストーリーを2冊読み終え、展開的にも胸焼けところのこの本でした。
つらくない。
たくさんの描写があるわけじゃない。
でもそのほうが読み手によってどうとでも捉えられる。
そんなところが...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月02日
さすがの栗田さん!面白かった!!!
この独特の空気感がたまらない。日常なのに非日常!
最後の解説がまた的確に言葉をひろえていて脱帽。目的がなくてもしっかりと自分の手で生きてく主人公たち。
ホテルで働きたくなった。主人公のお客様に対する真摯な姿勢がとても好感がもてるし、こんな風に相手のことを思いながら...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年12月03日
初めて読んだのは雑誌に載ったときで
それからずっともう一度読みたいと思い続けてて、漸く文庫を発見した。
主人公は自分と姪と義理の弟であり元彼である姪の父との3人暮らし。
就職したのは地下深くに建てられたオテル。
そのオテルは位置づけにはビジネスホテルでありながら、眠るためだけに存在している...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月12日
”音楽で耳を塞がれていると安心する。音だけの世界は静かなのだ”
20代で私もこの経験をした。
爆音で音楽を聞いていたかったのは、静かな世界にいたかったからだ。
外の世界と切り離した場所へ行きたかったからだ。
うっすら気付いていたはずだけど、はっきり気付くのに随分時間がかかった。
”人は暗闇の中では...続きを読む
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