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Posted by ブクログ 2020年02月13日
鎌倉生まれ香乃(こうの)24歳、橿原生まれ篤史27歳。東京の香乃のアパートで同居して半年、篤史は「待ってろよ」と言って旅に出たまま・・・。篤史の実家、奈良の橿原に出かけた香乃が目にし、耳にしたものは。待ちつ、待たれつすること、これが即ち人生なのか・・・、悠久の昔、藤原京の時代から今日に至るまで、男女...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年05月03日
~5月3日
旅に出たまま戻らない恋人を探すため、OL・香乃は彼の故郷である奈良・橿原を訪ねる。しかし彼の母親から彼は既に亡くなったと告げられる。「すぐ戻るから待ってろよ」と言ったのに、なぜ…。時が止まったような町で答えを探す香乃は、考古学者から亡き夫の復活を待ち続けた女帝・持統天皇の逸話を聞かされ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月22日
鸕野讚良の最後の解釈が、なるほどね。と思った。
そうかもしれない。
「朱鳥の陵」を読んだばかりだったので、なおさら
篤史の母と鸕野讚良が重なる。
香乃は額田と重ねているのか
私は待たない。過去ではなく今を、これからを生きる。
2011の東日本大震災の後に書かれたこの話は、そう宣言しているよう...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年10月16日
久しぶりの坂東さんを読む。
今度はどんなドロドロした怖さが出てくるのかと、怖いものみたさで読み終えたけど、意外とアッサリ系だった。
ただ、この本の「待つ」というテーマは、しっとりとワタシの心にしみ込んだ。
ワタシも、密かに待ち続けてるのかもしれない人がいるから。
・・・この世のヒトだけどね...続きを読む
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