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Posted by ブクログ 2018年02月06日
初の西澤短編でしたが相変わらず切れ味抜群。
前半三編は大したことないが、ラスト二編は最高。
『対の住処』は五編中最も綺麗に収束する。「納得」の面白さで「共感」の無さを凌駕する作者にしては両者の均衡を上手く保った傑作。
表題作『赤い糸の呻き』はもう終始にやけてしまった。ある意味予想通りのお家芸で満足。...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年05月12日
西澤保彦は、個人的には当たり外れがある作家だが、どうやら短編集は命中率が高い。
5編、全て良かった。重要な導入は巧みで、オチは端的で予想外と、推理短編のポイントを押さえられた。
表題作と「お弁当ぐるぐる」は特に好き。
しかし、この短編だけでもキャラクター小説として成立しかねないくらい、キャラ描写もソ...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月07日
初めて読む西澤保彦さん。
フォロワーさんの本棚でお見かけして、とても気になった「ぬいぐるみ警部」の初出を含む5篇のミステリー短編集。
キャラクター造形が魅力的で読みやすいし、「えー!そんなことで」な動機も、推理が論理的で納得できる。見事なくらい。
決してそういうミステリーは嫌いでないけど、なんだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年02月07日
5編からなる短編集。
どうもこの作者は長編がいい気がする。キャラがしっかりしている分だけ、短編で中途半端な設定を読まされても、もったいなくて仕方がない。
動機のくだらなさに、犯人の全く共感できない傍若無人ぶり、なんとも素晴らしい。それを仮説で導き出す趣向は快感である。
好みはやはり表題作。密室の中...続きを読む
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