「人間」とは、自由で平等な近代社会を作るための発明品だった。そして、それは理性的で主体性をもつ個人のはずだった。ところが、巨大化し機械化する都市の孤独のなかで、この人間たちは気づかされる。「理性と主体性のある「私」なんて嘘だったんだ!」このときから「人間」は「非人間的」な存在へと急速に劇的に変貌していった。「自由な個人」から「全体主義的な群衆」へ、「理性的な主体」から「無意識に操られる客体」へ。何がどうして起こったのか。壮大なスケールで描きだす「非人間」化の歴史。

ジャンル
出版社
筑摩書房
掲載誌・レーベル
ちくま新書
ページ数
222ページ
電子版発売日
2014年06月13日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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  • ブラウザ

人間はなぜ非人間的になれるのか

Posted by ブクログ 2010年08月31日

[ 内容 ]
「人間」とは、自由で平等な近代社会を作るための発明品だった。
そして、それは理性的で主体性をもつ個人のはずだった。
ところが、巨大化し機械化する都市の孤独のなかで、この人間たちは気づかされる。
「理性と主体性のある「私」なんて嘘だったんだ!」このときから「人間」は「非人間的」な存在へと...続きを読む

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人間はなぜ非人間的になれるのか

Posted by ブクログ 2015年11月15日

人間は、人間でありたいと願い、自由を手にし、それを万人が行使した結果群衆となる。群衆は歯車であり、機会的であり、代替可能であり、非人間的になれる環境となる。

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人間はなぜ非人間的になれるのか

Posted by ブクログ 2012年02月20日

自由と平等のもとに権利と義務を果たす理性を持った普遍
的「人間」というのはたかだか18世紀西欧に概念として造られたものであるにすぎない。そしてその後の歴史はアンチテーゼとしての「非人間」的な現象や行為との往復によって彩られ、戦争や革命、収容所が、主体的な個人のロンリネスの逃げ場としての全体主義によっ...続きを読む

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