昭和30年代前半の日本奥地紀行。1960年に単行本として初めて刊行された際は、秘境ブームを巻き起こした紀行文学の傑作。戦後の復興を遂げ、都市部では好景気に沸き立つころ、雑誌『旅』(日本交通公社)の名編集長として知られた岡田喜秋氏が、日本各地の山・谷・湯・岬・海・湖などを歩いた旅の記憶をまとめた紀行文18編を収載。紀行の名手が紡ぎだす文章は、ときに鋭く、ときにやさしい。高度経済成長の陰で失われていった日本の風景を描写した、昭和三十年代の旅の記録としても貴重である。初刊行後、2度、文庫化単行本化された不朽の名作が、半世紀以上を経たいま、著者の最終校訂を経て、「定本」としてヤマケイ文庫に収録されました。 新たな「秘境ブーム」が起きているいま、半世紀前の「秘境」の現実と、現在の「秘境」の様相を比較してみるのも興味深い。 巻末の解説は、ドイツ文学者・エッセイストの池内 紀氏が寄稿。

ジャンル
出版社
山と溪谷社
ページ数
384ページ
電子版発売日
2014年05月23日
コンテンツ形式
EPUB
対応端末
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定本 日本の秘境

Posted by ブクログ 2014年04月28日

本屋さんの特設コーナーに平積みになっていました。こういう知らない本に出合えるから本屋めぐりはやめられません。

岩手の山奥の湯治場を出張の宿にして読んだら、雰囲気満点!旅に出たくなりました。

戦後10年を経過し、ようやく行くことができるようになった場所があったりという歴史のスナップショットという意...続きを読む

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定本 日本の秘境

Posted by ブクログ 2016年09月06日

終戦から十年、昭和30年から35年にかけて、
雑誌「旅」の編集者であった著者自身が、
自ら選りすぐりの、日本各地の秘境を廻った紀行文だけに、興味深く読ませる。

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定本 日本の秘境

Posted by ブクログ 2014年04月27日

日本の秘境、といっても現代の話ではなく、戦後間もない昭和30年代前半当時の紀行文である。

人里離れた山奥にも生活を営む集落があり、そのルーツは平家の落人である事が多い、と言われているらしい。また今のように医療施設が多くなかったため、湯治場を利用する人も多かったようだ。

自分の住んでいる北海道から...続きを読む

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